NMB48・梅山恋和「シングル曲でセンターをやりたい」と宣言。その覚悟と白間美瑠の偉大さを語る

大阪・難波を拠点として活動するアイドルグループ、NMB48の5期生である梅山恋和(ココナ)。2021年7月に行われたオリジナル公演「ここにだって天使はいる公演 2021」でもセンターを務めた“次世代エース”として注目を集めている。

今回は、7月に行われた公演の感想や最後の1期生である⽩間美瑠(みるるん)の卒業を間近に控える今の思いを聞いた。(7月15日取材)

また、8月19日に発売された「関西ウォーカー 2021年9月号」の連載「ココナWalker」では、鳥羽水族館で水辺の生きものをゆっくり観察。大好きなペンギンやかわいいラッコ、癒やし系のジュゴンにキュンキュンしている姿は必見！

「みるさん1人でメンバー全員と同じぐらいの迫力」

――コンサートがたくさんある夏。7月9日から11日にかけて、Zepp Osaka Baysideでは5公演が行われましたね。まずはみるるんのソロコンサートを見ての感想を教えてください。

「みるさんはソロコンでステージに1人なのにも関わらず、メンバー全員がいるのと同じくらいの迫力があって、1人であることを感じさせないステージなのがすごいです。これは私だけじゃなくて、メンバーみんなが口をそろえて言うことなんです。本当に、みるさんの存在感を実感しました。歌声も素敵で心にグッときたし、改めてかっこいいなって感じました」

――みるるんの最もすごいと思うところはどこですか？

「何もかも惹きつけられるから、選ぶのが難しいですね。もう『完璧』って感じです。みるさん自身が『昔は泣き虫だった』ってエピソードを話していたりするけど、今のみるさんを見ていると全然想像がつかないから、これまですごく努力してきたんだろうな。がんばり屋さんだからこそ、あんなにすごいステージができるんだろうなって思います」

――では、ドラフト3期、6期、7期の後輩のみで行われた「難波新鮮組公演」はどうでしたか？

「とにかく熱量がすごい。みんなの『今のエネルギーを伝えたい』っていう気持ちや思いが伝わってきました。煽りもMCもエネルギーがすごい。今まで見たことのない一面が見られました。みんなめっちゃキラキラ輝いていたし、迫力もありました」

――自身が出演した「ここにだって天使はいる公演 2021」の感想は？

「昼と夜の2公演あったんですけど、この公演はとても久しぶりだったので、昼公演は久しぶりにできるうれしさと『ちゃんと思い出さなきゃ』っていう緊張感の両方がありました。時間が経つのがあっという間で、楽しむというよりは昔を思い出しながら作り上げていった感じでした。夜は楽しんでできたかな」

――昼公演と夜公演はメンバーが違って、どちらもセンターを務めましたね。

「選抜メンバー16人中4人が入れ替わりました。普段はあまり緊張しないタイプなんですけど、『ここ天』のセンターは初めてだったので、さすがに緊張しました。やっぱりプレッシャーはあります。センターによって曲の雰囲気が決まると思うので、がんばりました」

――8月には大阪城ホールでのコンサートがありますね。

「3公演それぞれセットリストが違うので、死ぬ気で覚えないと(笑)。私は覚えるのが苦手なんですが、同じ曲でも公演が違えば立ち位置や動線も変わるから、もう大変で！3公演のうちの1つ『次世代コンサート』は去年一度やらせてもらった内容なので、前回より成長した私たちを見てほしいです。このコンサートでは私たち5期生が1番先輩で、後輩メンバーに比べたら経験したことのある曲が多いので、細かい振付とかわからないことは聞いてくれたら答えられるんじゃないかなと思います」

――8月15日はついにみるるんの卒業コンサートですね。今、率直にどんな気持ちですか？

「真っ先に思うのは、『さみしい』。もうこれに尽きます。あと正直、不安な気持ちもあります。最後の1期生として、センターとしてもみんなを引っ張ってくれていた存在なので、大黒柱を失う気分というか。でもみるさんには気持ちよく卒業してほしいから、私たち後輩は心配をかけることがないようにがんばらないと。安心して卒業してもらえるように、頼りになる姿を見せたいです」

――みるるんとの個人的な思い出は？

「今、『みっくすじゅーす』というグループで一緒なんですけど、その時にみるさんはお尻を触ってきますね(笑)。みるさんなりのスキンシップです。あと『めっちゃかわいい～』って褒めてもくださるし、かわいがっていただいてます。年齢も6歳上だし、お姉さんという感じです」

「シングルのソロセンター曲とソロ曲がほしいです」

――8月7日、18歳のお誕生日おめでとうございます！今年の抱負をお願いします。

「あっという間すぎて…もう18歳か。叶えたい目標はたくさんあって、シングルのソロセンター曲がほしいし、ソロ曲もいただけるようにがんばりたいです」

――ソロ曲はどんな系統の曲がいいですか？

「やっぱり王道アイドルソングですね。明るい曲がいいな。ほかの48グループの方にも歌ってもらえるような曲がほしいです」

――プライベートでの目標も教えてください。

「車の免許をとりたい！お母さんに『車の免許はとっておいたほうがいいよ』って言われてるんです。お姉ちゃんはまだ車の免許をとってないので、先にとりたいな～と。家族と出かける時は私が運転してあげたいし、ドライブで遠出するっていうのも憧れです！」

最後の1期生の卒業を経て、ますます中心メンバーとしての覚悟を感じさせるココナちゃん。きっとこれからのNMB48をますます盛り上げてくれるはずだ。鳥羽水族館で海の生きものと触れ合うキュートで神秘的な姿は、発売中の「関西ウォーカー 2021年9月号」をチェック！

取材・文＝西倫世
撮影＝福羅広幸(兄弟エレキ)
撮影協力＝鳥羽水族館