足のサイズを3Dスキャン!?最適な靴を選ぶ、ニューバランスのサービスに感動

みなさんは足のサイズを計測したことがありますか？なんとなくこれまでの履き心地で、サイズを覚えて買い替えている人が多いのではないでしょうか。コロナ禍でランニングやウォーキングで運動する人が増え、履き心地のいいシューズの需要が増しているものの、過去のアンケート調査(※1)では約9割もの人が今まで足のサイズを測ったことがないと回答。たしかに、編集部でも測ったことがない人がほとんどだ…。ということで、今話題のニューバランスが無料で実施している「3Dスキャン」を使った計測サービスを体験！計測の流れから、正確な足のサイズを知る重要性など、靴選びにおけるポイントとあわせてお届け。

話題の足型計測ツール「3Dスキャン」は、現在は全国のニューバランスオフィシャルストア15店舗とファクトリーストア3店舗で導入されている(※2)。今回、編集部は大阪・北堀江にある「ニューバランス大阪」にて計測。18年にわたって最適なシューズを提案してきた、ベテランスタッフの北阪店長にピッタリのシューズを選んでもらった。

約1分で360度スキャンして計測！実は左右で足のサイズは違う!?

編集部・大西、三浦「本日はよろしくお願いします！」

北阪店長「よろしくお願いします！それではまずスリッパに履き替えていただいて、こちらの『3Dスキャン』専用の台に乗っていただきます。真っ直ぐ立っていただいて、約1分ほどすれば360度スキャンした計測結果がわかります」

編集部・大西「そんなにすぐ分かるんですね！」

北阪店長「そうなんです。若干の誤差はありますが、ほぼ正確なデータがこちらのタブレットに送られてくる仕組みになっています。このデータを元に、どういったシューズをお求めかを伺いながら、足のサイズや形に合った最適なものをご提案させていただきます。またこちらのデータは、ご希望の場合はメールでお送りさせていただくことも可能ですよ。ちなみに、普段履かれている靴のサイズは何センチですか？」

編集部・大西「26.5cmです」

北阪店長「スキャンした結果では、約25cmでした。左足の方が少し大きく出ていますね」

編集部・大西「思っていたより小さい…。それに足のサイズって、左右で違うものなんですか？」

北阪店長「男性の平均に比べると小さいですね。また、ほとんどの方が左右でサイズも形も異なります。その日の体調によっても変わったりすることもありますよ」

編集部・大西「今までずっとサイズの合っていない靴を履いていたとは、ショックです…」

北阪店長「なかなか正確に計測したことがある人は少ないので、実際のサイズを目の当たりにしてショックを受けられる方も多いですね！しかし、よりフィットした靴を履いて毎日過ごしていただける機会でもあるので喜んでいただけています。ニューバランスでは、足のサイズよりプラスハーフサイズの0.5cmから1cm大きいものを推奨していますので、25.5cmから試していただくとよいかなと思います。」

編集部・大西「サイズが合っていないと、やはりよくないですよね？」

北阪店長「実際の足より小さいサイズは窮屈なので避けやすいのですが、大きいサイズは違和感に気づきにくいこともありますよね。実際の足の長さや形より大きいものを履いていると隙間が多くできます。そうすると、中で足が動くのでシューズ本来のクッション性など機能が最大限発揮できなくなって疲れやすくなったり、形が崩れやすくなったりします」

編集部・大西「足の形ではどんな特徴が？」

北阪店長「土踏まずは、どちらも低くて左の方がやや低いですね。左右で差があると歩き方や疲れ方に影響が出るので、アーチを支えるような中敷を使っていただくとフィット感が増して疲れにくくなりますよ。また、かかとや足首がかなり細いので、幅が狭いシューズがよいと思います」

編集部・三浦「私の足はどうですか？」

北阪店長「土踏まずがぺったりと地面にくっついていますね。入り口から歩かれている姿を少し見させていただいていたのですが、普段からすり足だったり、歩くとパタパタ音が鳴ったりすることはありませんか？」

編集部・三浦「その通りです…！」

北阪店長「今日履いてこられた靴を見ていただくとわかりやすいのですが、つま先の部分の汚れや、左右の靴底のすり減り具合の違いからも足の形や歩き方のクセが分かるんです。何もないところでつまづいたりするのも、すり足の特徴です。なので、ソールがフラットなタイプよりも爪先が上がっているものやクッション性の高いシューズ、あるいは土踏まずの部分をサポートしてくれる中敷を使っていただくのがよいと思います」

編集部・三浦「入口から歩き方もチェックされているのですね！」

北阪店長「何気なく歩いている姿が、その人の素の歩き方なんですよね」

編集部・大西「『3Dスキャン』のデータと、プロフェッショナルな目線や経験則を合わせて、ひとりひとりに合ったシューズを選ばれていると」

北阪店長「そうですね。データを見ていただきながら、お客様の求めている使い方や好みのデザインに合わせてご提案させていただいております。やはり足元は体の土台とあって健康面でもとても大事なパーツなので、年齢関係なく足に合ったシューズを履いて、日々をより快適に健康に過ごしていただきたい一心です」

ぴったりのシューズを試着！人生初のフィット感に感動

編集部・三浦「ランニングシューズで、私の足にピッタリのものはありますか？」

北阪店長「こちらの『FRESH FOAM 1080 W B11』(1万7600円)をぜひお試しください。数ある中でも最高級のクッション性を備えています。抜群のサポート性とストレッチ性を発揮するデザインになっているので、三浦さんの足の形にもフィットして疲れにくくなると思います。長さのサイズだけでなく、幅のサイズもBとDの2種類展開していまして、三浦さんの場合は幅が狭いBで大丈夫かと思います」

編集部・三浦「足を入れた瞬間から、いつもと違います！すごくスムーズに歩けるし、軽い！」

北阪店長「ピッタリのサイズで履いていただくと、極論、履いていないような軽さとフィット感がありますよね。大西さんは普段履きをご希望ということで、人気のシリーズ『M996』(2万7500円)をぜひ。幅が狭めでスリムなデザインなので、細身の方にもフィットしますよ。もしよろしければ、ニューバランスのシューズに合わせてセットアップもご試着されますか？」

編集部・大西「アパレルもたくさん展開されているんですね！」

北阪店長「シューズのデザインをより美しく見せる、シルエットにデザインされています。撥水性もストレッチ性もよく、快適な着心地が好評のモデルです」

編集部・大西「すごいフィット感！歩きやすい上に、クッション性がさらに一歩一歩をサポートしてくれているようで、楽に前へ前へと進みますね。それにぴったりだと足がキツくなるなるのかなと思っていましたが、むしろ心地いい。自分の体の一部のような感覚です！セットアップも軽くて動きやすいし、なによりシューズが映えますね」

北阪店長「実感していただけてよかったです！足にあったサイズだと、紐をキツく縛っても程よい締め付け感で窮屈さはないんです。また、多くの方がお休みの日におでかけする靴には、こだわられたりおしゃれなものを購入される方が多いのですが、実は働かれている時間の方が長かったりします。なので、より多くの時間を過ごされるお仕事の時にこそ、ぴったりな靴や服を選んでいただいて、疲れを減らしていただきたけたら幸いですね」

試着の際は必ず両足で！足元から快適な毎日を

試着を終えて、実はサイズ違いの靴を履き続けていたという事実が発覚したり、フィットしたシューズの履き心地の良さに驚く感動の連続だった。最後に、「試着の際は、必ず両足で。実際に歩きながらフィット感を確かめてみてください」と北阪店長。利き足だけで試着することもあるが、両足のサイズが異なるからこそ、しっかりと左右共に試すことが必要だという。足のサイズや形を測ったことがない人は、ぜひ一度お近くのニューバランスオフィシャルストアへ。自分の足に合った最適なシューズを見つけると、歩くのも走るのも楽しくなるはず。疲れにくく健康的で、快適な毎日を足元から見直してみてはいかがだろう。

(※1)ニューバランス ジャパン調べ。2019年6月24～30日「ニューバランス原宿」店頭にて3Dスキャン体験者106名対象
(※2)現在、新型コロナウイルス感染予防対策のため、店舗・地域・状況によりサービスが提供できない可能性がございます。事前に店舗へお問い合わせください

取材・文＝大西健斗