元少女漫画家が描く、甘くて切ない世界。胸キュン必至のイラストの魅力に迫る

2021年11月18日 18:00更新

東京ウォーカー(全国版)

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キュートな女の子やカップルを独特のレトロなタッチで描くmameさん。繊細な表情の女の子を愛らしく描くことから、“女の子描き”のイラストレーターとして人気を集めている。そんなmameさんにインタビューを敢行し、彼女の作品の魅力に迫ってみた。

「明日もきっとがんばれる」涙する女の子に励まされる!

温かみのあるタッチで描かれた女の子と、一言セリフでキャラクターの心情や背景を切り取ったイラスト。そんなかわいくて切ないmameさんの絵に、心を掴まれる女子が続出中だ。特にSNSで反響が高かったのは「そうやって何度も乗り越えてきたんだから」という作品。

「そうやって何度も色んなこと乗り越えてきたんだから」。泣きながらご飯を食べる女の子に励まされるはず


この絵を製作したきっかけについてmameさんは「一人暮らしをしていた時の実体験です」と語ってくれた。

「どんなに心が空っぽになっても、食べている時は生きていることを実感できて。『なんとか踏ん張ろう!』と、頑張っていた当時の自分を思い出しながら描きました」

仕事にしても恋愛にしても、きっと誰しも涙しながら努力した経験があるはず。泣きながらご飯を食べて自分を奮い立たせる女の子に「自分にもこんな瞬間があったな」と、共感せずにはいられないだろう。

ほほえましい2人「ロリータちゃんとヤンキーくん」がかわいい

金髪リーゼントにスカジャン姿の彼氏と、ふりふりワンピースを身につけた彼女「ロリータちゃんとヤンキーくん」。この2人もフォロアーから愛され続けている人気のキャラクターだ。趣味嗜好が違うであろう2人のピュアな恋物語に思わずキュンとさせられる。

オーダーの内容もギャップがあってかわいい「私たちは全然違って凄くいい」


「金子みすゞさんの『みんなちがって、みんないい』という詩が昔から好きで。性格も好みも全く違うけど、『そこが好き!』って言える関係っていいよねと、憧れの意味も込めて描きました」

少女漫画家からイラストレーターに転身

mameさんにイラストを描き始めたきっかけについて聞いてみた。

「実は、20代前半に少女漫画家としてデビューして活動していたのですが、鳴かず飛ばずで。しばらく絵の世界からは遠ざかっていました。30代に入り『このまま終わっていいのだろうか…』と自問自答し、趣味としてもう一度絵を描き始めてInstagramに投稿したのが全てのきっかけです。絵でお仕事をいただけるとは思ってもいなかったのですが、ありがたい事に想像以上にたくさんの方に見てもらえて。書籍を出させていただいたり、グッズコラボのお仕事をいただいたりと、イラストレーターとして活動できるようになりました。SNS様々ですね」と話してくれた。

あるあるとうなずく女子が多いのでは?「あんたがいる私の人生は上々かもしれない」


また、絵を描くうえで最も影響を受けたのは、大好きな漫画「ハチミツとクローバー」の羽海野チカ先生だと言う。「絵柄というよりも、ディティール部分での影響が強いと思います」とmameさん。柔らかく、そして優しく描かれた女の子が魅力的なのはもちろん、見る人の想像力を掻き立てるセリフのワードセンスについても漫画家としての経験が活かされているのだろう。

こだわりは、1枚絵で物語の前後を伝えること

数ある作品のなかでも、特に彼女が思い入れのあるのが「ずっと侵略されるの夢見てた。」。

mameさんの思い出の1枚「ずっと侵略されるの夢見てた。」


「イラストを描くうえでは、1枚絵で物語の前後やキャラクターの性格などの奥行が伝わるように心掛けています。それを意識して描くようになった初期の作品が『ずっと侵略されるの夢見てた。』です。倒錯した女の子のキャラクターが気に入っています」

そんな彼女のこだわりが詰まった「プカプカ俺はあいつみたいにどこにも行かないよ」も、登場人物の思いが錯誤する切ない物語で、フォロワーからの反響が大きかったと言う。

「プカプカ俺はあいつみたいにどこにも行かないよ」


「レトロなタバコ屋さんを描きたいなと思い、そこからシチュエーションなどを膨らませて描いた絵です。自分の中では幼馴染という設定で描いたのですが、特に文字に起こしていなくてもそこを感じ取ってくださる方が多くてうれしかったです」

「私のためだけに買った、甘い甘いショートケーキ」


「作品のアイデアは、モチーフから決めたり、セリフが先に浮かんだりと様々です。食べる事が好きなので必然的に食べているシーンが多いですね(笑)。歩いている時や乗り物に乗っているタイミングで、ふとアイデアが浮かぶことが多いです」

あの人への思いを伝えられなかった「バイバイ、私のだいすきだったひと」

夢を見る人たちへ「憧れのままでは終われない」


物語のワンシーンを切り取った1枚絵の中には、キャラクターの思いがぎゅっと詰まっている。きっと見る人によって物語の捉え方は違うだろうが、自身の体験をキャラクターに重ね合わせることで、見る人の心に寄り添ってくれる。それが、彼女のイラストの魅力なのかもしれない。

「アナログ作品にも力を入れたい」

今後は、アニメや映像関係にも興味があるというmameさん。「今までの作品はほとんどデジタルで描いているので、アナログ作品にも力を入れていきたいです」と、最後に意気込みを語ってくれた。

アナログで仕上げられた「汗ばんだ手で抱きしめて」


漫画のような胸キュンするストーリーが詰まったmameさんのイラスト。今後はどんな物語を見せてくれるのか期待が高まる!

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