そのものは無理でも気分を味わう、「昨日、すき焼きだったので♡」【♡さゆりの超節約ごはん】

東京ウォーカー(全国版)

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

ボヨヨ〜ンでお馴染みの夫婦漫才師「かつみ♡さゆり」のさゆりさん。夫のかつみさんが結婚前から多額の借金を背負っていた話は有名だが、その後も借金返済のために始めた事業がことごとく失敗し、借金が増額。

なんと現在も1億7000万円もの借金を抱え、返済生活は続いているが、同棲・新婚時代は想像を超える極貧生活を送っていた。その中で生まれたさゆりさん独自の節約レシピと、お金にまつわるちょっと笑えて、ちょっと泣けるエピソードをあわせてお届け!第6回目の今回は気持ち重視のメニュー、“昨日、すき焼きだったので♡”です。

見た目は茶色だが、食べだすと止まらないおいしさ


まるで本物のシメのよう!ワクワク感を再現するレシピ

今回はうちのすき焼きを紹介します。題名を付けるなら“昨日、すき焼きだったので♡”です。このお料理を出す時は、「昨日、すき焼きだったから、今日はコレだよ」という気持ちで出します。もちろん、昨日、すき焼きだったわけじゃないんですけどね。でも、私は基本、気持ちから入る人なので(笑)。

すき焼きの“シメ”を再現。今回も撮影はかつみさん!


関西人にとってすき焼きのお肉といえば“牛肉”なのですが、牛肉って高いじゃないですか。だから、ちょっとの切り落としと玉ねぎがあれば、十分。砂糖と醤油と、本当のすき焼きじゃないので水を足し、結構な量のすき焼きのタレを作って煮ます。まるで本物の“シメ”のように、玉ねぎもクタクタになるまで煮ます。“シメ”ってなんだか、ワクワク感があるじゃないですか? その気持ちも再現するんです。

冷蔵庫の残り物を使い切りたいときにもピッタリのメニュー

お肉はほんの少しでOK。まったくなくても、玉ねぎさえあれば作るそう

冷蔵庫の奥から干からびた椎茸を見つけて、大喜びのさゆりさん。もちろんこれもフライパンへ


子供の頃からすき焼きそのものより、シメの方が好きだった

そこに残り物の野菜とかも加えてくったくたにして、ご飯を加えます。これがおいしいんですよ~!私は小さい頃からすき焼きそのものより、最後のシメの方が好きだったので、それだけ作る感じですね。見た目はアレですけど(笑)、おいしいですよ。旨味のかたまりですから。でも、ダイエットの敵!

大量のごはんを投入!


玉ねぎから甘味が出るので、牛肉は本当にちょっとでも大丈夫です。究極は牛肉がなくても玉ねぎさえあれば、それっぽく見えるんですけどね(笑)。牛丼っぽくのせるよりも、具があるのかわからなくなるぐらい混ぜた方がおいしいと思います。だからお汁をたくさん作って、それをたっぷりご飯に吸わせてください。いわゆる、つゆだくです。

牛肉が全くなくても、玉ねぎさえあれば作れるそう

ごはんに味が染み込むよう、つゆだくで


さゆりさんにとっての料理は、大喜利!?はたまたモノボケ!?

同棲・新婚時代は買える食材が限られていて、そのなかで作らないといけなかったので、お料理は大喜利みたいな感じでした。「このお題でネタ作ってください」と言われているような。あ、いや、「冷蔵庫のなかにあるもので何か作ってください」だから、モノボケか!?モノボケに近かったです(笑)。

限られた食材でレシピを考えることとモノボケは、確かに似ているかも


ちなみにかつみさんは私と結婚するまで、すき焼きを家で食べたことがなかったらしくて。すき焼きだけでなく、家族だんらんで食べるようなお鍋とか、みんなでつつくもの全般。仕事で食べることはあっても食卓ではなかったみたいで、最後のシメに雑炊をするのも新鮮だったそうです。

お正月に大奮発! しかし、おせちは悲しい結果に…

最初にかつみさんとすき焼きを食べたのは、お正月やったと思います。昔のお正月はスーパーが閉まっていたので、年末に何日分か買い出ししないといけなかったんですよね。それで、私の実家では三が日にお鍋とすき焼きの日があったので、かつみさんにもお正月にすき焼きを食べさせてあげたいなと思ったのがきっかけでした。その買い出しで、まとめて買うから1万円ぐらい使ってしまって!当時は50円玉だけを握ってもやしを買いに行っていた時代なので、「うわー、こんなにいったー。やっちゃったー!」と思いました。でも、お正月らしいものを食べさせてあげたかった。「やっちゃったー。でも、食べさせてあげたい…!」と気持ちが揺れたのを、すごく覚えています。

かつみさんは、おせち料理も食べたことがなかったらしいんです。今みたいにおせち料理がいろんなところで売られている時代じゃなかったから、自分の家で作らないと食べられなかったんですよね。それで、おせちも食べてもらいたいとすごく思って、煮物やお雑煮も作りしました。お雑煮は白味噌の丸餅で、煮物のこんにゃくはぐりんとひっくり返して、にんじんはお花みたいにして。いろいろ頑張って作ったんですけど、当時はかつみさんも20代だったので、「おせちはあんまり好きじゃないわ」ってなって(笑)。おせちを知らなかったので、ロケ弁で出てくる幕の内弁当の煮物と変わらないって思ったみたいです。小さい頃から恒例で食べてるから、おせちを見ると「お正月だな~」と思いますけど、いきなり出てきたら「煮物ばっかり」って思うんだなと勉強になりました(笑)。

♡さゆりの節約レシピ/「昨日すき焼きだったので」

私がお料理するときは、ぜ〜んぶ目分量!なので、お好みの味で仕上げてくださいね♡

1.フライパンで野菜を煮る
お肉と冷蔵庫にあるお野菜の残り、そして玉ねぎをフライパンに入れて、醤油と砂糖でグツグツ。濃いめの味付けで煮込みます。今回は白菜、水菜、春菊、白ネギ全て少々と万願寺とうがらし1本、椎茸2つ、そして玉ねぎを半分使いました。お肉がなくても作りますが、玉ねぎがない時は作りません~!

2.ごはんを投入
フライパンに、ごはんをどーん!今回は600グラムくらい入れちゃいました。よ~く混ぜて、完成です♡

食材をフライパンに入れて煮込むだけなので、超簡単!

本物のすき焼きよりもタレを多めにするのが、おいしさのポイント

ごはんを入れて、すき焼きのシメを再現

ボリューム満点!


取材・文=及川静

この記事の画像一覧(全13枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

いちご狩り特集

いちご狩り特集

全国約500件のいちご狩りが楽しめるスポットを紹介。「予約なしOK」「今週末行ける」など検索機能も充実

お花見ガイド2024

お花見ガイド2024

全国1300カ所のお花見スポットの人気ランキングから桜祭りや夜桜ライトアップイベントまで、お花見に役立つ情報が満載!

CHECK!今が見頃の花見スポットはこちら

ページ上部へ戻る