福原遥がフラガールのアニメ映画で主人公役「作品を観て一歩踏み出す勇気を」

東京ウォーカー(全国版)

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主人公・夏凪日羽の声を担当した福原遥撮影=小嶋淑子

『鋼の錬金術師』などを手がけた水島精二総監督による、福島県いわき市を舞台にしたオリジナルアニメーション映画『フラ・フラダンス』。実在のスパリゾートハワイアンズのダンシングチーム“フラガール”を仕事に選んだ新人ダンサーたちの成長を青春群像劇として描いた本作で、主人公・夏凪日羽の声を担当した福原遥。役への思いや幼い頃に体験したというフラダンスのエピソード、さらにリラックスしたい時に聴く音楽について語ってもらった。

キャラクターを作り込むのではなく「キャストのみなさんの声が放つ空気を感じながら演じていました」

――スパリゾートハワイアンズを舞台に、フラガールをお仕事ムービーとして描いた本作。台本を読んだ時はどのような印象を受けましたか?

【福原遥】フラガールに採用された5人の女の子たちが少しずつ仲間としての絆を築いていき、それぞれが一生懸命頑張るというストーリーに勇気をもらいましたし、すごく前向きになれる作品だなと感じました。

映画『フラ・フラダンス』(C) BNP, FUJITV/おしゃれサロンなつなぎ


――日羽ちゃん役はオーディションで決まったそうですが、受かった時の心境はいかがでしたか?

【福原遥】オーディションの時は、どの役か決まっていない状態で受けさせていただいたのですが、自分と似ている部分の多い日羽ちゃん役に決まった時はすごくうれしかったです。

――日羽ちゃんに対してどのような印象を持っていましたか?

【福原遥】最初は“自分に自信がない女の子”という印象だったのですが、台本を読み進めていくうちにどんどんその印象は変化していきました。というのも、自信がなかった日羽ちゃんは、フラガールになって仲間と出会い、さまざまなことを経験したことで自分に自信が持てるようになるんですね。

そして最後は、みんなを引っ張っていくような頼もしい存在になるので、台本を読み終えた時は“こんなに強い女の子だったんだな”と思って。ガラッと印象が変わったのを覚えています。

【写真】子役からずっとかわいい!福原遥の撮り下ろしカット撮影=小嶋淑子


――日羽ちゃんを演じるにあたりどのようなことを意識されましたか?

【福原遥】アフレコの前に、水島(精二)総監督に「自然体で演じてみたいと思ったのですが大丈夫でしょうか?」と相談したら「そのままで演じていただいて大丈夫ですよ」と言ってくださったので、ほかのキャラクターを演じた方々の声をしっかり聞き、みなさんの声が放つ空気を感じながら演じていました。

――みなさんの声が入ったものに合わせてアフレコされたのですね。

【福原遥】そうなんです。全員ではありませんでしたが、数名のキャストの方の声が入った状態の映像を見ながら演じさせていただきました。環奈役の美山加恋ちゃんと、蘭子役の富田望生ちゃんとはもともと仲が良かったのですごく心強かったです。アフレコ現場では会えませんでしたが、「頑張ろうね!」とお互いにメールを送り合っていました。

「クッキンアイドルアイ!マイ!まいん!」のスタッフさんたちのおかげで「人見知りを克服できました」

――これまでにフラダンスを経験したことはありますか?

【福原遥】小学生3年生か4年生の時に、一度だけお試し体験をしたことがあります。一つひとつのポーズに意味が込められていることを知って驚きましたし、とてもメッセージ性のあるダンスなんだなと感じたのを覚えています。

――踊ってみていかがでしたか?

【福原遥】小学生だったというのもありますが、すごく難しくてうまく踊れませんでした(笑)。なので“フラダンスのダンサーさんたちって本当にすごいんだな”とその頃からずっと尊敬していて。今回、日羽ちゃんたちが笑顔で踊っているシーンを見て、改めてフラダンスのダンサーさんたちが観客のみなさんに与えるパワーってきっと想像以上のものなんだろうなと思いました。

撮影=小嶋淑子


――スパリゾートハワイアンズを訪れたことは?

【福原遥】まだないんです。なので、いつか行ってみたいですし、本物のフラダンスショーを見てみたいです。

――本作では5人のフラガールがそれぞれ苦手なことを克服する姿が描かれていましたが、福原さんは“苦手だったことをこんな方法で克服した”といったエピソードはありますか?

【福原遥】幼い頃は本当に人見知りで、人とお話をするのが苦手だったのですが、小学生の頃にNHK Eテレの子供向け番組「クッキンアイドルアイ!マイ!まいん!」に出演するようになってから変わりました。

毎回スタッフさんたちが撮影前にゲームで遊んでくれたり、たくさん話しかけてくれたりして緊張をほぐしてくれたんです。そのおかげで人に対して少しずつ心を開くことができるようになりましたし、人見知りもあまりしなくなったので、当時の番組のスタッフさんたちには今も感謝しています。

撮影=小嶋淑子


フラガールの5人が成長していく姿を見て「一歩踏み出す勇気を持ってもらえたら」

――劇中で流れるハワイアンミュージックがとっても素敵で癒やされました。福原さんはリラックスしたい時はどんな音楽を聴きますか?

【福原遥】最近は上白石萌音さんの新曲「I'll be there」に癒やされています。現場に行く時はドラマのサウンドトラックを聴いてリラックスすることが多いのですが、中でも「花より男子」や「ディア・シスター」のサントラが好きでよく聴いています。

撮影=小嶋淑子


――福原さんご自身もアーティストとして活躍されていて、ドラマ「アンラッキーガール!」の主題歌「Lucky Days feat. OKAMOTO'S」が12月15日(水)にリリースされますが、今後挑戦してみたいジャンルがあれば教えていただけますか?

【福原遥】もうすぐクリスマスなので、クリスマスソングに挑戦してみたいです!

――福原さんが歌うクリスマスソング聴いてみたいです!最後に本作を楽しみにしている方に向けてメッセージをお願いできますか?

【福原遥】フラダンスの滑らかな動きを再現するために、現役のダンサーさんたちのダンスの動きをモーションキャプチャして、それを3Dで描いているので、ぜひそこに注目しながらご覧いただきたいです。

あと、フラガールの5人が切磋琢磨して成長していく姿が丁寧に描かれているので、本作をご覧になった方が何かに向かって一歩踏み出す勇気を持ってくださったらいいなと思います。

撮影=小嶋淑子


取材・文=奥村百恵

◆スタイリスト:山本隆司
◆ヘアメイク:布野夕貴

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