人材ビジネスの裏事情も解説!人材コンサルタント・小林毅が“失敗しない転職術”を伝授
東京ウォーカー(全国版)
人材コンサルタントの小林毅氏が、2月5日に
ニコニコチャンネル「人材コンサルタントが教える!キャリアホライズン 失敗しない転職&キャリアアップ講座」
で初回配信を実施。転職・キャリアアップに役立つ知識を紹介し、ケーススタディを通して転職・キャリアアップのノウハウを伝授した。

小林氏が「もう少しケーススタディ(事例研究)的なことにチャレンジしたい」とスタートした同番組。前半は、「求職者の見つけ方」「スカウトとは?」「スカウトを受け取るためにすること」をテーマに進め、後半(ニコニコ動画会員限定の有料配信)は、「スカウトを受けるメリットとデメリット」「的外れのスカウトが増えるワケ」「優良企業と繋がるために」をテーマに配信を行った。

まずは、どのような求人広告があるのか、その種類と特徴を説明していった小林氏。「求人広告には看板・紙媒体・Web媒体があり、紙媒体は地域性が出やすく、Web媒体(掲載型と課金型)は垣根がなく、地域性が広がっていくもの。求人企業はいろいろな手段で求職者を探していますが、『良い人』を探しているにも関わらず、その『良い人』がなかなか来てくれないという悩みを抱えており、限りある予算のなかで最大の効果を出すためにどの媒体を使えば良いのか、どうしていけば良いのかというのをずっと考えています」と現況を解説した。
また、求職者がエージェントからスカウトを受けた場合についてもコメント。スカウトされて迷うという人には「メールに書いてある文面を読んで、この人良さそうだな、私の経歴を見てくれていそうだなと思った場合に、返信しても良いのではないかなと思います。企業だけにしか返信しないという人はすごくもったいない。エージェントに出会うと良いこともありますので」とアドバイス。
さらに、「なぜこんなに多くのスカウトが来るのか」「経験と合わないスカウトが多い」「スカウトをしてきたのに、応募すると断られる」といった求職者の疑問にも回答。「転職サイトが運営しているデータベース」のビジネスの問題について取り上げた。
小林氏は、「データベースは『月間いくらの利用料でスカウトメール何件送ることができる』という風に、各社いろいろな値段設定で、エージェントに売られます。例えばある転職サイトでは『1カ月10万円で、送れるスカウトは100通です』という感じで。すると買った方は『100通送れるなら使い切りたい』となるわけで、スカウトが乱発されるようになるんです。ここまでくると“作業”になってしまっていて。そうしたことを知らない皆さまは、『企業が興味を持ってくれているのかな』と、その気になってしまうのです」と、人材ビジネスにまつわる裏事情などを明かし、「これが人材紹介会社や求人企業が不信感を抱かれる理由なのかもしれない」と分析した。

とはいえ、自分で転職先を探すのにも限界があるのが事実。「やはり、こうしたデータベースに自分の情報を載せ、それを元にスカウトを受けるというのが一番多くの情報を得られると思うので、この構造を理解して、全く興味がないものは『スカウトメールが余っているんだな』というくらいに捉えて、返事はしなくて良いと思います」と話していた。

なお、
同チャンネル
は月額550円で、月4回の生配信を行う予定。チャンネル会員になると、会員限定パートを含む生放送全編を見ることができる。
文=平井あゆみ
この記事の画像一覧(全4枚)
キーワード
テーマWalker
テーマ別特集をチェック
季節特集
季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
全国約900件の花火大会を掲載。2025年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!
ゴールデンウィーク期間中に開催する全国のイベントを大紹介!エリアや日付、カテゴリ別で探せる!
おでかけ特集
今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け
キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介