知る人ぞ知る「くまげら」で味わう富良野のご当地グルメ5選
北海道ウォーカー
「くまげら」は富良野で37年の歴史を数える居酒屋。ご主人の探究心と好奇心、遊び心が相まって、地元素材を使ったユニークでおいしいメニューがいっぱいです。食通の間では「知る人ぞ知る、うまいものがある店」として知られています。今回は数ある人気メニューの中から富良野の地元素材を堪能できる5つのメニューをご紹介します(取材・撮影2017/4/19)。

店内は和の雰囲気を感じさせる骨太なイメージ。店内の調度品にはご主人の手作りのものが多く使われています。

富良野の畑を開墾するときに地中から出てきた石を積み上げて作った個室風の「石亭」。これはドラマ「北の国から」脚本家の倉本聰さんのアイディアで、主催する「富良野塾」の塾生たちが作り上げました。なんとも趣深い重厚なできばえですね。

ご主人の森本毅さん。「地元のものをいかにおいしく食べていただけるか、それだけを考えてメニュー作りしています。」

「山ぞく鍋」(1人前1850円・写真は2人前)は富良野産の鹿肉、鴨肉、鶏肉の旨味がたっぷり溶け込んだオリジナル鍋。北海道産の昆布とカツオをベースにしたスープはやや甘めの合わせ味噌で仕立てられています。お肉の脂に長ネギ、シイタケ、白菜の甘味も一緒になってジビエ鍋の野趣あふれる旨味が体に染みこんでいくよう。これを食べるためだけに地方からやってくるリピーターも少なくないのだとか。

「チーズ豆腐」(500円)は富良野産の牛乳100%で作られたオリジナルメニュー。食べた人が豆腐?と思ってしまうほど、絶妙の風味を奏でます。食べ終わってからほのかに上品なチーズの香りが口の中に広がる不思議な一品。味付けはお醤油で。これがまた、見事にマッチしています。

「和牛ローストビーフ丼」(1980円)は富良野産の和牛のサーロインをレアに仕上げた贅沢な丼メニューです。舌の上にのせるととろけてしまいそうな牛肉の脂の旨味はまさに「究極の牛丼」と呼ぶにふさわしい一品。わさび醤油をかけ回して食べるのが定番です。

「ふらの和牛ソーセージ」(700円)はちょっと珍しい牛肉のソーセージ。富良野牛のスネ肉を使い、ご主人自ら手製のドラム缶燻製機でサクラのチップとともに燻したアイディアメニュー。しっとりとした肉汁たっぷりの味わいは感動ものです。

「野菜ホエーカレー」(950円)。チーズ豆腐を作る際に出てくる「ホエー」を水の代わりにカレーベースに使った、こちらもここだけのメニュー。ホエーは近年、良好なアミノ酸を含み乳タンパクが豊富な食材として知られるようになりました。これを使うことでカレーの口当たりがまろやかになり、味に奥行きが感じられるようになるのだといいます。
初めて行くならこれだけは押さえておきたい代表的なメニューをご紹介しましたが、「くまげら」の人気メニューはもちろんこれだけではありません! 皆さんが行くときにはまた、新しいアイデアメニューが増えているかも知れませんよ。

■住所:富良野市日の出町3-22 ■電話:0167・39・2345 ■時間:11:30~23:00(LO22:30) ■休み:なし ■席数:140席(禁煙 ※喫煙所あり)
【北海道Walker編集部】
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