女優の若月佑美が舞台に出演「自分の成長の場になる作品だと思う」
東京ウォーカー(全国版)
――Wキャストで演じることについて、プレッシャーを感じることは?
【若月佑美】相手のお芝居や殺陣を観る機会が多い分、「あの部分、いいな」と取り入れたいなと思うことはもちろんですけど、「ここは自分、出来ていないな」という反省もたくさん生まれてしまうので、プレッシャーというよりは自分にとっての課題を見つけやすいなと思っています。課題ときちんと向き合って、私なりのリチャードを作り上げていきたいです。

剣の殺陣は初めてなので、作法から教えていただいている
――稽古場でも有馬さんの殺陣を真剣な眼差しで見つめているのが印象的でした。今回、殺陣のシーンも多そうですね。
【若月佑美】原作だとリチャードが実際に戦っているシーンはそこまで多くないので、舞台でも同じくらいかなと思っていたんですけど、結構たくさんあるんです。剣の殺陣は初めてなので、作法から教えていただいています。
リチャードは剣の腕がいい、という設定もあるので、もっと頑張らなきゃと思っています。今回はキャストのなかに『刀剣乱舞』シリーズに出ている方もいらっしゃるので、お力を借りて、かっこよく剣を振れるように頑張ります!

――殺陣はやっぱり難しいですか?
【若月佑美】経験を重ねたことで、余計に難しく感じるようになっちゃいました。以前は、知らないがゆえに思いっきり振れていた部分があったんですけど、今は知識が増えた分、いろいろと考えてしまうんです。そこが、今の私の課題です。型をきれいに見せたいという欲も出てきてしまって。でも、きれいすぎるとリチャードの感情とは違うなとか。
そういった課題を乗り越えていったら、自信を持って「私、殺陣出来ます!」と言えると思うので、剣士の役がいつ来ても大丈夫なように練習し続けていきたいです。女剣士とか。あんまりなさそうですけど(笑)。

――では、最後に本作の見どころをお願いします。
【若月佑美】アクションも見どころではありますが、人間ドラマという部分にも注目していただけたらと思っています。原作の長い巻数をぎゅっと数時間で収めているので、シーン一つ一つがとてもいい意味で重いというか、しっかりと実の詰まったものになっています。今回は2幕ものなんですが、演出の松崎さんから1幕が終わった時点で「『1本分の舞台を観た』というような充実感を持ってもらえるように。そして、『このあとも続くんでしょ?どうなるの?』というワクワク感を出せるように」というお話をいただいたので、そういう作品になるよう頑張りたいです。1幕終わりでどんな気持ちになるのか。最後まで見どころがたくさんありますので、期待していただけたら嬉しいです。

――1度に2作品観るような感覚になりそうですね。
【若月佑美】そうなんです。私たちも2作品分くらいの体力と気力で向き合っています。リチャードとして生きられることを光栄に思いながら、とても大変な役でもあるので身体全てを使ってエネルギーを出し尽くして演じていきたいです。

撮影・取材=野木原晃一 文=yoshimi
(C)菅野文(秋田書店)/舞台「薔薇王の葬列」製作委員会
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