【親の介護は突然やってくる】「介護は絶対に1人で抱え込まないで」と啓蒙する漫画家に共感の声が集まる

東京ウォーカー(全国版)

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「親の介護は突然やってくる」と強調する漫画家のクロミツさん

介護していた父親が亡くなったクロミツさんは、役所の手続きに追われるなか、1人でこの9カ月間を振り返っていた――。


この実録漫画をSNSで発表しているのは、「発達障害グレーゾーン」の特性を持つ クロミツさん(@kuromitsu1510) 。「甘え」「怠慢」と世間から疎まれる“生きづらさ”を描いた作品 『灰低 生きづらい+グレーゾーン』 や、脳腫瘍に苦しむ父親の介護生活を描いた『電子書籍と親父の介護』を発表している漫画家だ。

今回紹介するのは、介護を通して家族に向き合うシリーズ 『令和介護録270日』 の最終話。父親が亡くなり、クロミツさんは次男と一緒に役所の手続きを行う。次男は役所関連の手続きを終えると、仕事のある大阪へ戻っていった。


実家で一人になったクロミツさんは、「本当に色々あったな」とこれまでの介護生活を振り返る。父親のワガママを聞き、ケンカをし、粗相の後始末や徘徊の捜索…

父親との同居生活を振り返りながら「ん…?あれ…!?親父と実家で過ごしたいい思い出が、一つも浮かばない!!」と、父親に翻弄されてばかりだったことに思わず怒りと悲しみの感情がふつふつとわくクロミツさん。

けれど、そんな怒涛の生活のなかで「たった一つだけ夢を叶えていたことに気づく」。それは自分の漫画が電子書籍化されたことだった。まだまだ描きたいことがあるクロミツさんは、天国の父親に漫画を描き続けることを誓うのだった。


老人ホームの退去手続きや役所での手続きをすべて完了し、あっという間に1年が経った。介護を終えたクロミツさんはこう語る。「自分が介護に潰されないためにも、自分の時間だけは確保しておこう。介護は絶対に1人で抱え込んではダメだ‼︎」いつか親の介護をすることになっても、親のことも自分のことも大切にしてほしいと強調した。


漫画を読んだユーザーからは「私の両親共によい年齢なので、いつ、同じ立場になってもおかしくないため、凄く参考になりました」「私も実父を介護した後施設へ入居し、昨年見送りました。とてもわかりやすく描かれており、これから親の介護をされる方へとても参考になると思います」と介護の経験として参考になるという声があがっていた。

いつか「親の介護」をすることになる人は多くいるだろう。クロミツさんの経験を元に、少しでも快適な介護生活を送ってほしい。そして、クロミツさんの次回作にも注目したい。

画像提供:クロミツ(@kuromitsu1510)

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