“青春のマストアイテム”最近の「クラスTシャツ」事情を聞いてみた!2022年に過去最高の注文数となったワケ

東京ウォーカー(全国版)

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高校の文化祭や体育祭などのイベントで欠かすことができないものといえば、クラス全員で着用するおそろいの「クラスTシャツ」。クラスメイトや先生の名前、クラスのスローガンなどが書かれたTシャツを着て学校行事を楽しんだという人は多いのではないだろうか。また、大人になってからもパジャマや部屋着として愛用している人もいるのでは?

そんなクラスTシャツが今、進化を遂げている。10年ほど前に高校時代を過ごした28歳の筆者が着ていたものは、カラーシャツにクラス全員と担任の名前が入っているのみというシンプルなものだった。だが現在は、描いたイラストをスマートフォンで写真に撮って送ることができたり、印刷技術の向上で細やかなデザインが作れたりという進化も相まって、高校生たちが注文するTシャツのクオリティが年々上がっているのだという。

今回はクラスTシャツ製作実績日本一で、年間167万枚のクラスTシャツの製作・販売を手掛けるクラTジャパンの伊藤未帆さんに、クラスTシャツの現状について聞いた。

栄養調整食品のパロディで、ロゴが「クラスメイト」に。下にはクラス全員の名前が書かれている


専門の製作会社の増加で全国に浸透したクラスTシャツ

クラスTシャツが学校行事のアイテムとして広まったのは、1980年代後半頃。もともとは地域のスポーツ用品店や制服を作る会社が製作を請け負っていたが、時代が進むにつれ、クラTジャパンをはじめとしたクラスTシャツ製作の会社ができていったそうだ。これらの会社が学校にカタログや資料を送ったりと営業活動に努めたことで、クラスでTシャツを作る文化が徐々に全国に定着していった。

ハリウッド映画のロゴを模したデザイン


製作会社が増えた影響で全国の学校でクラスTシャツが作られるようになったが、カラー印刷ができたり細かなデザインのTシャツが作れるようになったのは最近のこと。2000年代頃まではTシャツに1色だけの印刷など製作のレパートリーが少なかったが、そこから印刷技術が進化してカラー印刷や多色刷りができるようになった。

「以前は主流であった『シルクスクリーンプリント』という、“版”と言われる型枠にインクを流し込んで職人が1枚1枚手作業でTシャツにプリントする技法を用いたり、お客様一人ひとりの個別の名前や番号を入れるためにはカッティングシートにプリントした文字や数字を切り抜く作業が必要だったため、画数の多い漢字や複雑なデザインが難しく、単純なデザインのものしか作ることができませんでした。ですが近年では最新の技術が導入されたことによって、色のアレンジや自由なデザインが可能になりました」

多くの色を使用できる「ダイレクトカラープリント」や、キラキラ輝く文字の「ラメプリント」、背中一面を飾れる「ネームナンバープリント」など、印刷の方法や技術も多様化し、さまざまなデザインに対応できるように。高校生たちが作る希望のデザインを忠実に印刷できるようになった。

ノートの表紙をモチーフにしたデザイン

映画のプロローグシーンにクラス全員の名前が入っている


トレンドは「一致団結」と「自分らしさ」の両立

クラスTシャツといえば、「クラス全員の名前が書いてあった」という人も少なくないだろう。今でも全員の名前を入れたデザインは定番で、毎年一定数の注文があるそうだ。また、最近では高校生たちがTシャツを着た姿で撮った写真などをInstagramやTikTokといったSNSに投稿することが、新たな楽しみ方の1つになっている。そのため、SNSでの投稿を前提にした、いわゆる「写真映え」を意識したクラスTシャツが多くデザインされている。

「SNSでデザインが拡散されることによってトレンドになるデザインもありますね。近年ではクラスの一人ひとりが自分をイメージする背番号とキャッチコピーを入れたゼッケンスタイルのものが人気で、自分らしさやアイデンティティを表現することができるデザインがトレンドになっています」

名前と背番号が入ったデザインが最近のトレンド。着る人を表現するコピーが入っていることも

人気イラストレーターの作品風のデザイン。ハートマークの周囲に入っているのはクラスメイトの名前


これまではクラス全員の名前を入れ、みんなで同じデザインのTシャツを着る“一体感”が重視されていた。しかし今は多様性の時代でもあるためか、“自分が何者であるか”というコンセプトが反映されていて、みんなと同じ色やデザインでありながらも個を際立たせるのが流行になっている。

また、「デザインを考えるのが難しい」というクラスも多いそうで、文字や書体、配色などを調整すれば簡単にオリジナルデザインが作成可能な、豊富なデザインテンプレートが用意されている。なかでも人気なのが、企業やブランドのロゴをパロディしたデザインだ。

「人気が高いのは、みんなが知っている『GUCCI』のような高級ブランドや、『Patagonia』『THE NORTH FACE』などのメーカーのデザインを模したパロディものです。最近は『レアル・マドリード』や『FCバルセロナ』といった有名サッカーチームのユニフォームを模したデザインも人気ですね。既視感のあるデザインだと、同級生や先輩後輩で盛り上がることができると好評です」


デザインだけでなく、サイズや種類にもトレンドが。最近はオーバーサイズの服がトレンドのため、ダボッとしたビッグシルエットTシャツの注文が多く、また、アニメ『おそ松さん』が人気だった時期にはポロシャツがよく注文されたという。クラスTシャツのトレンドはその時代の流行がダイレクトに反映される傾向がある。

天使の羽にクラスメイトの名前というスタンダードなデザインも変わらず人気

人気のお菓子のデザインをモデルにしたクラスTシャツ


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