片山萌美が写真集を発売「憧れていたものを全部詰め込みました」
東京ウォーカー(全国版)
女優、グラビアアイドルとして活躍する片山萌美が2022年12月12日(月)に3rd写真集『M』を発売する。セルフプロデュースで彼女がやりたいことを詰め込んだ内容になっている本作。32歳になり、さらに大人の魅力が増した片山に今回の写真集の見どころや今後の展望など話を聞いた。
「特にお尻。ヒップアップ重視で引き締めました」
――3冊目の写真集となる今回は事務所が発行元として制作されたんですよね。
【片山萌美】これまでいろんな出版社さんとお仕事してきて、もちろん楽しかったんですけど、一度は女の子が憧れているものを自分の好きなように作ってみたいなと思っていたんです。ハイファッションやお姫様に憧れていても自分が望んだからと言って、なかなか実現は難しいじゃないですか。だからこそ自分たちで、自分の好きなものにこだわって作ろうということになりました。
カメラマンさんのティムさんは以前、作品撮りをしていただいたことがあって、そのときの写真がすごく良くて気に入っていたので、お声がけさせていただきました。すぐ世界観を理解して快諾してくださいました。
――特にこだわった部分はどんなところでしょうか?
【片山萌美】もともと自分はモデルの仕事がしたかったんです。その憧れを形にしたいなと、今回の写真集は衣装もハイファッション、メイク強めで笑っていないアンニュイな表情が多めになっています。
ハイブランドのファッション誌を見ると、あまり笑っていないなと。洋服を美しく見せることがメインだからだと思うんですけど、この写真集ではそこに私という要素を加えたいなと思いました。私の芯の強さを見せながら、好きな洋服も見せていきたい。そういった雰囲気の写真が多いと思います。露出しているものもありますけど、エロさはあまり出ていないかな。いつものグラビアのようなイメージではなく、きれいでしょ?カッコよくない?と思わせるような写真集ができました。
――撮影前に準備したことはありますか?
【片山萌美】グラビアのときは細すぎてしまうときれいな体に見えないので、痩せすぎないことを意識しているんですけど、今回は痩せた方が絶対にいいなと思い、筋トレをめっちゃ頑張りました。もう何カ月も前から体を仕上げるために毎日筋トレして。撮影時は一番痩せてる、締まっている状態で臨みました。
特に鍛えたのは、お尻。自分でも意外なくらいヒップがすごく上がりました。おなかはいつも通りに腹筋を鍛えていって。そのなかでも胸だけは死守しましたけど(笑)。
――グラビアとは違うスタイルの写真集ということですが、ポージングにも違いがあるのでしょうか?
【片山萌美】そうですね。グラビアって変なポーズも多いじゃないですか(笑)。体をねじって、すごい体勢でお尻を見せるとか。何かを強調するためのポージングが多いんですけど、今回はそこまでのものではない自然なポーズで撮りました。アンニュイな感じを出したくて、マネキンのようなポーズを撮ってみたりして、体を見せるのではなく、私を見せるという感覚があったように思います。
「びっくりされるかもしれないけど新たな片山萌美を見てほしい」
――今回、初めてタバコを吸っているカットを撮影したそうですね。
【片山萌美】普段は吸わないんですけど、タバコを吸う役をずっとやってみたかったんです。ちょうどカメラマンのティムさんからも提案があって、挑戦してみました。手にしたことがなかったから、どうやって吸ったらきれいに見えるのか分からなくて(笑)。持ち方とか、くわえるのも唇?歯?って、周りにアドバイスをもらいながら撮っていただきました。
でも、実はそのあとに写真集とは全く関係のないところから、映画とドラマの仕事でタバコを吸う役が立て続けに2回もやってきたんですよ。さらに、アクションシーンのある役もいただくことになって。この写真集でスレンダーになったことがアクションに映える、と思ってもらえて、喫煙シーンの経験が女優の仕事に繋がっていって。そういう流れってあるんだなと実感しています。ありがたいことだなと思います。
――写真集の撮影は何日間で行われたのでしょうか?
【片山萌美】3日間です。実は最初、長い髪で2日間撮影していたんですけど、ドラマのために髪を短く切ったので、急きょ追加で短い髪でも撮影することになりました。長い髪の写真だけだと、昔撮ったように見えるかなと思って。1冊のなかに、両方の私を収めることができて結果的に良かったなと思っています。
――撮影中、印象的だったことを教えてください。
【片山萌美】自然光が入る都内のスタジオで撮影したんですけど、緑のある感じと衣装の雰囲気がすごくマッチしていたのが印象深いです。ハイファッションにこだわった結果、ヴィンテージのサンローランとか、すごくかわいいものをたくさんそろえていただいたのもうれしかったです。でも、ひとつだけチェーンの付いたお洋服があったんですけど、見た目はすごくきれいなのにめちゃくちゃ重くて(笑)。しかも、朝一の撮影だったからすごく大変だった記憶があります。
あとは、カメラマンのティムさんの撮影スピードが本当に速かったこと。ポンポン撮っていくから心が追いつかなくて(笑)。待って、早いよって言いながら撮影していました。ティムさんは、光にこだわる方なので「この光があと何分でなくなっちゃうから、早く着替えてメイクして」という感じになることもあったんですけど、衣装さんもメイクさんも手際よく仕上げてくださって、いいチームで撮影できたなと感謝しています。
――今までにない片山さんが見られる1冊、という感じの写真集ですね。
【片山萌美】ちょっとびっくりされるかもしれないですけど、こういうのもすてきだよねって思ってもらえたらうれしいですね。こういうこともできるんだよ、というのもありますし、こんな私も受け入れてほしいなと。もちろん、これまでの柔らかいグラビアも私は嫌いじゃないし、これからもやっていきたいですけど、こういう新しい片山萌美もいいでしょ?ということを伝えたいです。
人間には、いろんな面があるってことを分かってもらえたらうれしいですね。今回のタイトル『M』は、萌美の『M』でもありますけど、私という意味のmeとか、私のものというmineの『M』でもあるので、さまざまな私を感じてもらえたらと思います。
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