「高速ツアーバス」が“高級化”で人気!年末年始は予約ぎっしり

東京ウォーカー(全国版)

Twitterで
シェア
Facebookで
シェア

年末年始の帰省や旅行、交通手段のご予定は? 高速道路のETC1000円特別割引により自家用車利用者が増え、高速バスや新幹線の利用者減がニュースになっている。そんな中、年末年始の予約はほぼ満席状態と、意外にも人気を集めているのが旅行会社が運営する高速ツアーバス。その秘密は、充実したサービスにあるようだ。

近年、旅行会社各社は他社との差別化を図るため、バスのサービス向上に努めている。ブランケットやスリッパなどアメニティの貸し出しはもちろんのこと、個室のような空間作りやシートへのこだわりは、まるでエアラインのようだ。

7種類という多彩なシートタイプのバスをそろえるのが『ウィラーエキスプレス』。そのうち今年新たに導入したシートタイプは2種類。プライベートテレビ、PC充電に便利なコンセントを搭載し、幅64cmあるシートは142度までリクライニングする「ビジネスクラス」。カーテンで仕切れば個室のようで、航空会社も顔負けの空間の出来上がりだ。また、女性専用車の「プリマ」も導入。花柄のシートなど女性を意識した内装の3列シートで、こちらも両側カーテン付き。ほかにも、幅約80cmもある2列シートの「エグゼクティブ」や、4列の各シートに顔を覆うシェードが付いた「リラックス」などがそろう。

同社では、これらのバスを主に東京-関西路線に導入しているが「料金の高いシートから予約で埋まっていきます。年末年始だとレギュラーシートのバス以外は、ほぼ満席の状態です」と言う。レギュラーシートが4000円からであるのに対し、プリマは6400円から、ビジネスクラスにいたっては2倍以上の8800円から。それでも新幹線より安い価格にユーザーは価値を見出すようだ。

一方、“豪華トイレ”を日本初導入した「キラキラ号」を運行するのは、『ロータリーエアーサービス』だ。バスの最後部座席一列分のスペースすべてをトイレに充てた、ウッド調の贅沢な造り。手すりがあり、洗面台も広く、女性が化粧直しするのにもゆったりとした空間だ。導入は約2年前。「もともと6:4の割合で女性客が多いので、このようなトイレを企画しました」と言い、女性客の評判も上々。こちらも年末年始はほぼ満席だ。

ほかにも、『VIP LINER』が昨年、業界で初めて東京-大阪間に低反発素材を使用したシートを導入するなど、“安くてツライ”イメージがあった高速ツアーバスが“高級な快適空間”に変貌してきている。東京-大阪なら約8時間、九州方面なら10時間以上の長距離移動。若干ではあるが、年末年始に空きのあるシートも。長時間の運転疲れや睡魔との闘いからも開放される高速ツアーバスを、一度利用してみては。【東京ウォーカー】

※初出の記事において誤解を生じる表現があったため、文章に修正を加えています

この記事の画像一覧(全15枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

いちご狩り特集

いちご狩り特集

全国約500件のいちご狩りが楽しめるスポットを紹介。「予約なしOK」「今週末行ける」など検索機能も充実

お花見ガイド2024

お花見ガイド2024

全国1300カ所のお花見スポットの人気ランキングから桜祭りや夜桜ライトアップイベントまで、お花見に役立つ情報が満載!

CHECK!2024年の桜開花予想はこちら

ゴールデンウィーク特集

ゴールデンウィーク特集2024

ゴールデンウィーク期間中に開催する全国のイベントを大紹介!エリアや日付、カテゴリ別で探せる!

CHECK!人気のイベントランキングはこちら

ページ上部へ戻る