石原さとみ風メイクで600万再生超え！インフルエンサー鈴木未夢の整形メイクのきっかけとやり方は？「ブサイクでもメイクでキレイになれる」

2023年3月2日

東京ウォーカー（全国版）

石原さとみやTWICEのダヒョンなど、有名人のものまねメイクで人気のインフルエンサー・鈴木未夢さん。2016年開設のYouTubeチャンネル「整形メイクのみゆ。」では、ノーメイクから、女優顔になるまでの過程を明るく丁寧なトークで解説する動画をアップし、600万回超の再生数を記録している。企業とコラボし、アイメイクパレットのプロデュースも手掛ける人気インフルエンサーの鈴木さんに、動画投稿のきっかけや今までの活動についての思いなどを語ってもらった。

――石原さとみさんやTWICEのダヒョンさんなど、ものまねメイクのやり方を発信しようと思ったきっかけを教えてください。

「YouTubeの視聴者の方から『石原さとみさんに似ている時があるよね』というコメントをいただいたのがきっかけで、ものまねメイクを始めました。YouTubeは、コメントのまとめ動画やコメントを元に動画を作ると反応がよく、ずっと観てくれるようになる、というセオリーがあって。視聴者さんのコメントがきっかけです」

――どうしてYouTubeで整形メイク動画の投稿を始めたんですか？

「子供の頃からモデルになりたいと思っていましたが『ブサイクだからなれない』と、自分であきらめていたんです。そんなある日、電車に乗った時にまったく知らない人から『こけしが乗ってきた』って言われて……。その知らない人からの言葉がきっかけで、メイクしてかわいくなろうと、コスメの研究をするようになりました。そんな中で、ブサイクでもメイクでキレイになれることを発信しようと、YouTubeで動画を公開するようになったのが始まりですね」

――ものまねメイクのやり方はどのように研究していますか？

「石原さとみさんのものまねメイクは、仕事から帰宅後に自分のメイクを落として、『ここを書き足したらできるかな』とかいろいろ研究しました。さとみさんの写真集や、グラビアが掲載されている雑誌は全部集めていましたし、ものまねメイクはアイメイクが重要なので映画やドラマも、目を伏せてアイメイクがしっかりわかる場面を一時停止して見たりしていました。ほかにも『さとみさんノート』を作って、さとみさんの写真を切ってスクラップしていましたね。出演される作品によってメイクが全然違うことがわかって、すごくおもしろかったです」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
――ものまねメイクは、見て研究することが大切なのですね。

「ものまねメイクのポイントは、自分と骨格や目の形が似ている方を選ぶことが大事だと思います。再現しやすい人は、メイクをする人の特徴によって変わり、やり方も違います。画像ソフトで自分の顔を半透明に加工して、芸能人さんの画像の上に重ねて『この人ならメイクで近づけるかも』と、自分にとってものまねメイクがやりやすい人を研究しています」

――インフルエンサーとしてメイクを発信する中で挫折はありましたか？

「以前、テレビ番組にゲストに呼んでもらった時、出演者の方をメイクで石原さとみさんに変えてほしいという依頼があったのですが、全然うまくいかなかった時はくやしい思いをしましたね。また、他のテレビ番組に出演した際に、私の間違った表現によって皆さんにお叱りをいただき、コメント欄が炎上したこともありました。でも、それを挫折とは捉えず、前向きに『もっとこうしよう』『どうにかしてまた信頼をとり戻そう』といったモチベーションにつなげるようにしています」

――これまでのメイク発信の活動でご自身に変化はありましたか？

「私自身の変化はあまりないのですが、やはりYouTubeでの活動の反響が大きくなり、インフルエンサーとしてのお仕事ができるようになったことですね。最初は、ネイリストとしてフルタイムで働きながら、帰宅後の時間で動画を作っていましたが、再生数が増えていく中で、お声がけいただいて事務所に所属するようになりました。YouTuberが本業になると、動画再生回数が伸びなくて悩んだり、有名になることで日々の言動にも細心の注意を払わないといけなくなったりと、大変なこともたくさんありました。今はインフルエンサーとして、子育てと両立させながらマイペースに活動しています」

――子育てとインフルエンサーの活動の両立は大変ではないですか？

「子育ては、夫もそうですが、母にも大いに助けてもらっています。動画編集に集中したい時は子供の面倒を見てくれているので、本当にありがたいです。今は幼稚園に通うようになったので、その間の隙間や夜、子供が寝ている時間に仕事しています。自宅でできる仕事で、子供と一緒に過ごす時間を作ることができる、というのはインフルエンサーという仕事の魅力のひとつだと思いますね。とはいえ、夫には『ずっと家にいるんでしょ？』と言われることも最初はあったので、話し合いをして、自宅仕事の大変さも理解してもらうことは必要だな、と感じました」

――休日はどのように過ごしていますか？

「家族で過ごすことが多いのですが、たまに夫に子供をお任せして出かけるのが、とってもリフレッシュできる時間だなって思っています。とはいえ、友だちと会ってもみんなコスメ好きなので、どんなものが今、人気なのかリサーチをしてしまいますし、ショッピングでも、ドラッグストアのコスメコーナーに行って新製品をチェックしたり、お買い物している女性の会話をこっそり聞いたりと、なんだかんだ言って、お休みでもコスメの研究をしてしまいますね」

――鈴木さんが尊敬しているインフルエンサーはいますか？

「マリリンさんですね。子育てしているのに、すごく流行に敏感でご自身の仕事もしっかりこなしていて尊敬しています。そしてHIKAKINさんも、以前お会いしてお話させていただいた時に、美容系YouTuberについてもしっかり分析されていて驚きました。ご自身のジャンルじゃなくても、いろいろな動画を見て、その魅力を分析しているからこそ、ずっとトップを走られているんだな、と実感しました」

――今後インフルエンサーとして挑戦してみたいことはありますか？

「メイクの特集記事など、定期的に雑誌に載るようなお仕事がしたいな、と思っています。読者の皆さんに『メイクでこんなに変われるんだよ』『メイクってこんな楽しいんだよ』というのを、より伝えていけるようになりたいです」

――インフルエンサーを目指している方々へのアドバイスとメッセージをお願いします。

「私は知名度がない時にYouTubeを始めたので、全然再生数が伸びないのが当たり前の状態からスタートしました。最初は『ただ動画をあげているだけじゃん』と思うこともあるかもしれませんが、毎日のように動画をあげ続けることが大事だなって感じています。毎日投稿をしている方は再生数が伸びている方がすごく多いです。YouTubeが大変だと感じるなら、もっと気軽に投稿できるSNSを利用するのもいいと思います。『投稿するネタがない』と悩んでいる方が多いと思うのですが、あきらめないでやり続けることがすごく大切だと思います。私も今、ちょっと停滞していますが、それも楽しみながら活動を続けていこうと思っていますので、一緒に頑張りましょう！」

■鈴木未夢
1997年3月27日生まれ。東京都出身。2016年4月からYouTubeチャンネル「整形メイクのみゆ。」を開設。『整形なしでも可愛くなれる』を合言葉に、好きな自分になれるためのメイク方法を発信。また、美容の専門校ヴィーナスアカデミーでインフルエンサープログラムの講師も勤める。インフルエンサーの仕事内容や必要なスキルなどを紹介したインタビュー記事はこちら。