マックの極秘工場に潜入!噂のチキンタツタ“レアバンズ”の真相は?

東京ウォーカー(全国版)

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前回の期間限定販売の時には行列・飛び売れが相次いだマクドナルドの伝説メニュー「チキンタツタ」(300〜320円)が、12月16日(水)に異例の再復活を遂げる。記者は、そのおいしさの秘密を探るべくマクドナルドの秘密工場に潜入! あのふわふわのバンズの極秘製作過程と、都市伝説になっている“レアバンズ”の正体に直撃した。

潜入したのは、千葉県にあるとある工場。工場内には大型の機械が立ち並び、焼きたてのパンのいい香りがたちこめている。う〜ん。おいしそう…。

最初は、原料となる小麦粉や水などを大型の機械で混ぜ、発酵させた後、生地を1つのバンズごとに小さく切り分け、さらに発酵させていく。

そしてここからがチキンタツタのバンズならではの工程。先ほどの切り分けた生地を細長い棒状にし、人の手で1つずつ結んでいくのだ。ベルトコンベアで流れていく生地が、目にも止まらぬ早さでどんどんチキンタツタのバンズの形に形成されていく。なんと1時間で1人あたりが1800個ものバンズを結んでいるという。

結ばれたバンズをさらに発酵し、大きく膨らんだ後オーブンへ。こんがりと焼き目がついたバンズはふっくらとして、感動するほどの美しさ。手で巻いているため、1つずつがそれぞれ違う形をしており、2つと同じバンズはないそう。チキンタツタを食べる時は、運命のバンズに巡り合っているってことなんですね。

その後、バンズは熱をとり、スライスされて包装へ。冷却の段階で、パンパンに焼き上がったバンズには若干のしわが寄り、私たちが店頭で目にするバンズとほぼ同じものになっていく。

「実はこの形、チキンタツタのバンズを作る際に『見た目の新しさを』と考えて生まれたものなんです。丸めたバンズを棒状にし、そこからさらに人の手で結ぶという“ひと手間”をかけることによって、結果としてチキンタツタのバンズならではのソフトな弾力が生まれました」と話してくれたのは、17年前(!)にチキンタツタのバンズの開発に携わったという担当者。あのふんわりとした食感は、ビジュアルを追求した副産物として生まれたものだったんですね。

焼き上がったバンズを特別に食べさせてもらったところ、ほのかな甘みと口の中で溶けるようなふわふわの食感がたまらないおいしさ。独特の黄色っぽい生地の色は、ベータカロチンでつけているそう。

また、こんな都市伝説的な噂の真実にも直撃。あのー、チキンタツタには“超レアバンズ”があって、それを食べると幸せになれるという噂を耳にしたんですが…。

「幸せになれるかどうかは分かりませんが(笑)、レアバンズは確かに存在します。実は手で巻いているため、ごくまれに“左巻き”のものがあるんです」と、マクドナルド広報。やっぱり噂は本当だった!

この“左巻きバンズ”、作業者によってできてしまい、特に左利きの人が結ぶとこうなりやすいとのこと。もちろん味にも形にも何の問題もないが、確率的にはかなりの低さだというから、当たった人はラッキーだ。“左巻きバンズが出たら幸せになれる”という都市伝説も、あながち嘘ではないのかも。

通常のバンズと見比べて見ると、単体では分かりにくいが、並べて見ると一目瞭然。これからチキンタツタを食べる時には楽しみが1つ増えそうだ。

「手作業での工程があるため、通常のバンズほど量が作れないんです」と開発担当者。そのひと手間が、あのふわふわの食感と独特の形を生み出しているのだ。愛がいっぱいこもったチキンタツタ、再復活が楽しみです!【東京ウォーカー】

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