アリジゴクは成虫になると大きな羽で羽ばたく(第9回)
東京ウォーカー(全国版)

アリジゴクという名前は誰もが一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
アリジゴクとは、地面にアリが転げ落ちるすり鉢状の穴を掘り、その穴の中心でアリを食べてしまう肉食系の昆虫です。
砂とそっくりな色をしていて、大きなアゴを持っています。この大アゴを使って、穴に落ちてきたアリたちを食べてしまうというわけです。
このアリジゴク、いったい何者!?……と思うかもしれませんが、
実は、ウスバカゲロウという昆虫の幼虫にあたります。
一見成虫のように思われがちですが、まだ成長過程なのです。
幼虫であるアリジゴクの期間は意外と長く、2~4年もかかります。無事に成長できたアリジゴクは、初夏にサナギになり、1か月ほど経つと成虫のウスバカゲロウになります。成虫はトンボのような立派な羽があり、空を飛ぶことができるのです。しかし、
成虫の寿命は多くの場合2〜3週間ほどと短く
、凶暴な幼虫時代からは想像しにくい、とても儚い命です。
■データ
名前 ◎アリジゴク
体長(幼虫) ◎数mm〜1cmほど
生息地 ◎世界各地。軒下などの砂地
活動時期(幼虫) ◎通年
特徴 ◎砂色で大きなアゴを持つ
採取難易度 ★★
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