コブハサミムシのお母さんは子どもに食べられる(第11回)
東京ウォーカー(全国版)

おしりに大きなハサミがあるのが特徴のハサミムシ。
実は、ハサミムシはとても子ども思いの昆虫です。
多くの昆虫は、お母さんは卵を産むとその場から去ってしまいますが、ハサミムシの多くの種類のお母さんは、そばにいて卵を守り続けるのです。それも、ただ見守るだけではなく、風向きなどを気にして卵を移動させたり、卵を食べようとする天敵から体を張って守ったりします。子どもたちへの愛が伝わりますよね。
でも、そんなハサミムシの中には、子どもたちへの愛がいきすぎているのか、とんでもない結末を迎えるお母さんハサミムシがいます。
コブハサミムシ
という種類のハサミムシのメスは、一所懸命に卵を守るのですが、
卵から子どもたちが生まれると、その子どもたちに自らの体をエサとして捧げてしまいます。つまり、子どもたちはお母さんを食べてしまうのです。
あまりにも衝撃的な結末ですが、これも一つの愛の形なのかもしれません。
■データ
名前 ◎コブハサミムシ
体長(成虫) ◎1.5cmほど
生息地 ◎日本。山間部の河原など
活動時期(成虫) ◎3〜10月
特徴 ◎黒い体に一対の黄色い紋がある
採取難易度 ★★
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