お酒をコンビニで買えばお金が貯まる?ファイナンシャルプランナーの意外な節約術

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ファイナンシャルプランナーの黒田尚子さんにインタビュー【撮影=藤巻祐介】

4つのパターンに分けて、「買うべきかどうか」を判断する

そして、節約のためには、何より「無駄なものは買わない」ということに尽きます。そして、そうするには「買うべきかどうかを判断する」ことが欠かせません。そうするための方法を紹介しましょう。

これは、「必要かどうか」と「欲しいかどうか」というふたつの軸によって、以下のような4パターンに分けて判断する方法です。

①必要であり欲しいもの<br />②必要ではないが欲しいもの<br />③欲しくはないが必要なもの<br />④必要でも欲しくもないもの

①と④については判断が簡単です。「①必要であり欲しいもの」なら買うべきでしょうし、「④必要でも欲しくもないもの」を買おうとする人はいません。問題は、「②必要ではないが欲しいもの」「③欲しくはないが必要なもの」についての判断です。これらについては、「消費」「浪費」「投資」にわけて考えてみてください。

消費は、生活必需品の購入など、必要に迫られた出費のこと。浪費は、ギャンブルや無駄な出費で、いわゆる「死に金」です。そして、投資については、いわゆる金融商品の購入のような投資以外にも、例えば勉強のための書籍代といった、将来的に自分のためになる自己投資なども含みます。

浪費はゼロにしたいところですが、切り詰めすぎると反動が出てしまいます。できれば、これらの割合が「消費7:浪費1:投資2」になるように心がけてください。そして、「②必要ではないが欲しいもの」「③欲しくはないが必要なもの」も含めて、最終的な支出がこの割合に収まるようになればベストです。

「ネットワークを広げるためだから、これは投資だ」と、誘われる飲み会すべてに参加していては、投資の割合がそれだけ増えてしまい、本来必要なものにお金をまわせなくなってしまいます。

もちろん、その振り返りも必要でしょう。自分自身で「これは必要な投資だ」と判断したことが実際にそうなっているのかと、しっかりと振り返る。結果的に見返りがないというのであれば、投資ではなくただの浪費だったということになります。そのように考えて、支出が無駄になっていないかをきちんと検証することも大切です。

この記事のひときわ #やくにたつ
・1週間に1回は、お金を一切使わない「ノーマネーデー」を設ける<br />・「必要かどうか」と「欲しいかどうか」の軸で買うべきかどうかを判断

構成=岩川悟(合同会社スリップストリーム)、取材・文=清家茂樹、撮影=藤巻祐介

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