副業と投資があなたの人生を変えていく。会計学博士が教える「お金持ちになる方法」
東京ウォーカー(全国版)
「お金持ちになるにはどうすればいいでしょうか」――そんなシンプルな質問に答えてくれたのは、会計学博士の榊原正幸さん。多くの大学で会計学を中心に教鞭を執ってきた元大学教授だ。本気で答えようとすればそれこそ1年間の講義や1冊の本になるが、ここではその入り口として、「お金を増やすための3つの条件」というものを解説してもらった。

副業で年収を上げ、お金を増やせる支出構造にする
お金を増やそうと考えるなら、以下のような3つの条件をクリアしていくことが大切だと私は考えています。これは、約40年にわたる投資歴のなかで私がたどり着いた答えです。
【お金を増やすための条件】<br />①年収を上げる<br />②稼いだ分をすべてつかってしまうという支出構造から脱却する<br />③投資で資産を増殖させる
ひとつ目の条件が、「①年収を上げる」です。世の中には、「年収300万円でもFIREできた」とか「資金150万円で投資を始めて2億円の資産を築いた」といった話もあふれていますが、もしそれらが本当だとしても、よほど運に恵まれた特殊なケースだと言わざるを得ません。
現実的に考えた場合、投資の利回りが同じであれば投資金額が多ければ多いほど利益も大きくなるのですから、年収を増やすことが欠かせません。結果的に大きな資産を築いた人たちの多くに、やはり年収が高いという共通点があるのです。
そこで私がおすすめするのは、「副業」です。これは、「②稼いだ分をすべてつかってしまうという支出構造から脱却する」というふたつ目の条件とも関連するものです。
いくら高収入の人であっても、稼いだ分をすべてつかってしまっては資産を築けるはずもありません。そこで、副業をするのです。本業で稼いだお金は、それが仮に1000万円や2000万円だったとしてもつかい切って構いません。ただし、副業で得たお金には一切手をつけず、すべてを投資にまわすのです。
本業の収入はいくらつかってもいい、副業の収入はすべて投資にまわす――そのように分けて考えればわかりやすいですし、「稼いだ分をすべてつかってしまうという支出構造」から脱却することもできます。

副業を決めるときに意識すべきポイント
話が少し戻りますが、「年収を上げる」場合に、「副業をするのではなく、本業の収入を上げればいいのでは?」と考える人もいると思います。しかし、それはあまり簡単なことではありません。
残業代などの各種手当はたかがしれていますし、いくら本業で成果を挙げても、給料が上がるかどうかはあくまでも会社の判断次第。もし上がったとしても、いきなり年収が数百万円レベルでアップすることはほぼありませんよね。
そこで、副業として新たなビジネスを立ち上げるのです。そうすれば、本業をしのぐほどの収入を副業で得られることだって決して珍しくありません。私の場合は、大学教授時代にも投資顧問業を副業としていましたが、その収入はやはり本業を超えていました。
その副業の内容については、「本業との関連性があって知識や経験を生かせるもの」「自分が好きなものや得意なもの」「皆さんに喜んでもらえるもの」をヒントにして、自分なりに考えてみてください。
本業と関連性があれば、本業で得た知識や経験を生かすことができます。加えてそれが自分の好きなことや得意なことともリンクしていれば、それだけ成果を挙げやすくなります。それこそ、飲食業と一切関係のない仕事をしていて、しかもとくにラーメンが好きというわけでもないという人が、副業でいきなりラーメン店を始めても成功するのはなかなか難しいでしょう。
そして最終的には、その仕事で喜んでくれる人がどれだけいるかが重要です。「世のため人のため」という言葉もあります。綺麗事のように思う人もいるかもしれませんが、結局、誰かが喜んで笑顔になってくれなければ、仕事は仕事として成立しないのです。
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