相続税調査から見えた、富裕層に共通する3つの「お金を生む習慣」

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「限られた時間を最大限に使おうとする姿勢は見習ってもいいのではないでしょうか」と小林義崇さん。理由は「お金を生むには、時間というコストが欠かせない」から【撮影=樋口涼】

限られた時間を最大限に使おうとする

このことにも通じますが、時間に敏感であり、「限られた時間を最大限に使おうとする」というのも、富裕層の多くが共通して持つ習慣です。

今は「人生100年時代」ともいわれますが、それでも私たちの人生はせいぜい100年程度です。つまり、時間とは命そのものだということを富裕層は強く意識しているのだと思います。

私のある知人のことを紹介しましょう。その人は日本人ですがオックスフォードの大学院を出て海外でビジネスをしています。そして、24時間のスケジュールを書き込める手帳をずっと使い続けています。というのも、自分が寝ているあいだにでもビジネスを動かすためです。

拠点としているインドで寝ているあいだでも、例えばイギリスのスタッフに指示を出してイギリスでのビジネスを動かしてもらうといった具合です。自分のスケジュールに加えて、世界各地のスタッフにいつどんな動きをさせるかというスケジュールも書き込むために、24時間のスケジュール帳を使っているのです。

しかも、今も学びに貪欲で、多忙な仕事の合間を縫ってスイスのビジネススクールで研究もしています。それが、自分のビジネスの成長につながると考えているのかもしれません。

その人は、起業前には世界的に有名な大手会計事務所に勤めていました。その事務所では、自分がどんな仕事をしたのかを5分ごとに記録し、退勤時にまとめて報告しなければならなかったそうです。そんな経験が、わずかな時間でも最大限に生かそうとする意識につながっているのかもしれません。

もちろん、日本で一般のビジネスパーソンとして働いている人からすると、この人の例はちょっと特殊なケースに思えるかもしれません。でも、そんなふうに限られた時間を最大限に使おうとする姿勢は見習ってもいいのではないでしょうか。お金を生むには、時間というコストが欠かせないのですから。

構成=岩川悟(合同会社スリップストリーム)、取材・文=清家茂樹、撮影=樋口涼

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