11月に世界的イベントが日本開催!愛知&岐阜の一般道を疾走する「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」のチケット一般販売がまもなくスタート

東京ウォーカー(全国版)

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梅本さんが選出する今大会の注目SS

ここからはコドラとして出場も予定する梅本さんが選ぶ、今大会注目のSSを紹介。それぞれの楽しみ方や見どころも解説する。

豊田スタジアム

今大会、最大の注目SSといえば「豊田スタジアム」だろう。普段はサッカーなどの競技場として使用されているスタジアム内の芝生をすべて撤去し、期間限定でコースを新設する。

「豊田スタジアム」内でのSS開催イメージパース提供:ラリージャパン2023実行委員会

「豊田スタジアムSS」の見どころは、なんと言っても「デュアルSS」であること。2レーンのマシンが同時にスタートしてタイムアタックを繰り広げる、ラリーでは非常に稀なタイプのSSとなる予定で、スタジアムに反響して轟くマシンの爆音も迫力満点だ!

「デュアルSSはラリー競技でもかなりめずらしいのでおすすめです。基本的にラリーはタイムアタックなので自分との戦いという側面が強いのですが、デュアルSSになると直接相手が見える勝負の要素が追加されるので、どんな展開になるか楽しみです!」(梅本さん)

今大会のメイン会場でもある豊田スタジアムでは、11月16日(木)には1台ずつ競技をスタートするセレモニアルスタート、11月19日(日)には表彰式にあたるセレモニアルフィニッシュも開催。また「サービスパーク」としても設定されているため、マシンを整備している様子や選手を間近で見ることもできる。物販やイベントも充実したSSとなっており、観戦しやすいといった点でもおすすめだ。

鞍ケ池公園SD

ファミリー客にも人気の大型公園「鞍ヶ池公園」。期間中は煙を巻き上げながらターンする迫力の走行が見られるだろう※写真は2022年開催時の様子 (C)WRC Promoter GmbH

昨年も設置された「鞍ケ池公園SD」。WRCにおけるSD(=シェイクダウン)とは、タイムアタック前に行われる、いわゆる“ならし走行”のこと。ラリー本番を前に選手たちがマシンの状態を最終確認する大切なセクションだ。

鞍ケ池公園SDには連続するコーナーや、ラウンドアバウト(環状交差点)などが設けられており、音と煙を上げる豪快なドリフトやドーナツターンを堪能できる。

「鞍ケ池公園は、“世界のアライ”ことドライバーの新井敏弘さんもリタイアしたことがあるほど難しいコース。公園の中なので、普段は走らない道を走るというおもしろさも魅力です。観戦エリアがしっかり整備されていますし、少し高台になっている場所もあって、見やすい点もいいところですね」(梅本さん)

三河湖SS

「三河湖SS」は、前半は林道、後半は集落や田んぼの中を走り抜けるコース。里山を背景に水田が重なる棚田といった日本の原風景の中を最新のマシンが走る姿は、ラリージャパンの見どころの1つだろう。

「ラリージャパン名物といえば、この三河湖SSにある『熊野神社』。鳥居とマシンが並ぶ写真や映像は、宣伝などでもよく使われるほど有名です。紅葉との共演も美しく、一般道を走るラリーならではの魅力が詰まった場所だと思います」(梅本さん)

額田の森SS

「額田の森SS」は、観光スポットでもある「ふるさと千万町楽校」周辺の林道を走るコース。民家の目の前を猛スピードで走り抜ける、スリリングなコースでもある。最大のポイントは「ふるさと千万町楽校」前。わずかに坂となっており、マシンがフワッと浮く姿が見られるかもしれない。コーナーが続くため、エンジン音やブレーキ音も楽しめるだろう。

「クネクネとした林道が続くので、コドラとしては楽しいSSです。どこか懐かしい、自然豊かな風景も楽しめますよ」(梅本さん)

ラリー1に出場する各チームを紹介!

WRCではさまざまな車両の参加が認められているが、使用するラリーカーの種類によって、ラリー1~5のクラスに分けられる。特に最上位グレードの「ラリー1」のマシンは、見た目こそ市販車に近いものの、フレームやエンジンをはじめとする各パーツや駆動、サスペンション形式が変更されており、中身はまったくの別物。さらに2022年シーズンより、ハイブリッドシステムを備えることも条件に加わった。

ここでは「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」のトップカテゴリー「ラリー1」に出場する全3チームを紹介しよう。

TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team

TOYOTAのマシンは「GR YARIS Rally1 HYBRID」※写真は2022年開催時の様子 (C)WRC Promoter GmbH

WRC開幕初戦の1973年から参戦していたTOYOTA。カローラやセリカといった国内では馴染みのある車両をベースにしたマシンで好成績を収めていたが、2000年以降は一度参戦を休止している。その後、2017年より「TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team」として再びWRCの舞台へ登場。2022年シーズンでは、カッレ・ロバンペラ選手が見事総合優勝を果たし、マニュファクチャラーズランキング(いわゆるチームランキング)でもトップに輝いた。

マシンは昨年と同じく、市販車のトヨタ GRヤリスをベースにした「GR YARIS Rally1 HYBRID」で参戦。8月の第9戦終了時点で、ロバンペラ選手が1位、エルフィン・エバンス選手が2位につけており、マニュファクチャラーズランキングでも1位となっている。

昨年も母国凱旋ラリーで観客を沸かせた勝田貴元選手(C)TOYOTA GAZOO Racing

なかでも注目すべきは、今大会のラリー1に唯一出場する予定の日本人ドライバー、勝田貴元選手。愛知県長久手市の出身で、昨年は総合3位入賞という成績を残している。テレビやYouTubeなどで見せる気さくな人柄でファンも多く、サービスパークで快くファンサービスに応じるその姿も、人気の理由だろう。

「勝田選手は元々ラリーではなく、レーシングドライバーの出身。だからこそ恐れずにアクセルを踏んでいけるスピードと安定感が魅力だと思います」(梅本さん)

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