25卒就活生の企業選び、半数以上が「AI」に注目!生成AIの台頭を肯定的に捉える傾向も
東京ウォーカー(全国版)
2025年に卒業・就職予定の学生、いわゆる“25卒就活生”は、どのようなマインドで企業選びに臨んでいるのだろうか。AI搭載オンライン会議解析ツール「MiiTel Meetings(ミーテルミーティング)」などを提供する株式会社RevComm(レブコム)が、2023年開催のサマーインターンに参加の予定、または参加経験がある25卒就活生321名を対象に実施した「AI時代における25卒就活生の仕事選びに関する意識調査」の結果から、大まかな傾向が見えてきた。

「AI 」のキーワードが企業選びに影響

同調査からは、25卒就活生の半数以上が「AIやデジタルを駆使している企業」に高い関心を持っていることが判明。AIに注目する理由としては、「企業の将来性を感じるから」「新たな知識を学ぶことができそうだから」といった回答が多く得られた。また、約4割がデジタルを駆使したビジネスを十分に展開できていない企業に対して「抵抗感」を感じている実態も判明。
以下で、それぞれの質問項目と回答について、概要を紹介する。
生成AIの台頭をどう捉える?
約7割がChatGPTなどの生成AIの台頭を「肯定的に捉えている」と回答
「Q1.あなたは、ChatGPTなどの生成AIの台頭を、これから働いていく上でどのように捉えていますか」(n=321)という設問に対しては、「とても肯定的」が16.8%、「やや肯定的」が50.5%という回答が得られた。

・とても肯定的:16.8%
・やや肯定的:50.5%
・やや否定的:8.7%
・とても否定的:0.9%
・どちらとも言えない:15.3%
・生成AIがよくわからない:3.1%
・わからない/答えられない:4.7%
生成AIを肯定的に捉える理由は?
Q1での「とても肯定的」「やや肯定的」との回答者に「Q2.ChatGPTなどの生成AIの台頭に対し、肯定的な理由を教えてください(複数回答)」(n=216)と質問したところ、「業務の生産性向上に繋がりそうだから」が63.0%、「アイデアや閃きのきっかけとして活用できるから」が41.2%、「不得手な業務を補完してくれるから」が38.9%という結果となった。

・業務の生産性向上に繋がりそうだから:63.0%
・アイデアや閃きのきっかけとして活用できるから:41.2%
・不得手な業務を補完してくれるから:38.9%
・単調な業務を減らすことができるから:31.5%
・よりやりたい仕事に集中できそうだから:29.6%
・仕事の相談役として気軽に活用できるから:29.2%
・その他:0.5%
・わからない/答えられない:0.5%
生成AIを否定的に捉える理由は?
Q1での「やや否定的」「とても否定的」との回答者に、「Q3.ChatGPTなどの生成AIの台頭に対し、否定的な理由を教えてください(複数回答)」(n=31)と質問したところ、「将来的に仕事を奪われてしまう可能性があるから」が35.5%、「AIと差別化した時に自身にできることがあるか不安だから」が35.5%、「仕事に対する主体性が低下する可能性があるから」が32.3%という結果となった。

・将来的に仕事を奪われてしまう可能性があるから:35.5%
・AIと差別化した時に自身にできることがあるか不安だから:35.5%
・仕事に対する主体性が低下する可能性があるから:32.3%
・機密情報漏洩やセキュリティ不備などに対しリスクを感じるから:25.8%
・仕事上のコミュニーケーションが減少してしまう可能性があるから:16.1%
・これまで学んできたことと異なる知識が必要になるから:6.5%
・その他:6.5%
・わからない/答えられない:3.2%
企業選びにおいて「AI」に注目している?
半数以上が就職活動の企業選びで「AI」というキーワードに「注目している」と回答
次に、Q1での「生成AIがよくわからない」以外の回答者に、「Q4.あなたは、就職活動の企業選びにおいて『AI』というキーワードに注目していますか」(n=311)と質問したところ、「非常にしている」が12.9%、「ややしている」が37.6%という回答が得られた。

・非常にしている:12.9%
・ややしている:37.6%
・あまりしていない:34.1%
・全くしていない:9.6%
・わからない/答えられない:5.8%
「AI」のキーワードに注目する理由は?
Q4での「非常にしている」「ややしている」との回答者に、「Q5.就職活動の企業選びにおいて「AI」というキーワードに注目している理由を教えてください(複数回答)」(n=157)と質問したところ、「企業の将来性を感じるから」が61.1%、「新たな知識を学ぶことができそうだから」が39.5%、「最先端の事業に触れたいから」が30.6%という結果となった。

・企業の将来性を感じるから:61.1%
・新たな知識を学ぶことができそうだから:39.5%
・最先端の事業に触れたいから:30.6%
・型にはまらない仕事ができそうだから:26.8%
・成長基調で、活気のある環境を想像できるから:23.6%
・経験できる業務の幅が広そうだから:19.7%
・その他:1.3%
・わからない/答えられない:2.5%
「AI」のキーワードに注目する理由を自由回答で
Q5での「わからない/答えられない」以外の回答者に、「Q6.Q5で回答した以外に、インターン先企業/就職志望先企業の選定において『AI』というキーワードに注目している理由があれば、自由に教えてください(自由回答)」(n=153)と質問したところ、「これからの時代に必要」や「AIを学んでみたい」といった、103の回答が得られた。
[自由回答・一部抜粋]
・20歳:これからの時代に必要
・22歳:AIを学んでみたい思いがあるから
・22歳:最先端の技術を取り入れているから
・21歳:自分が働いていく中で将来的に身近になりそうだから
・22歳:近未来的でワクワクする感じがする
・22歳:志望業界が積極的にAIを導入しているからです
・21歳:AIは上手く使えれば大きな力になると思うから
デジタル展開が十分でない企業への抵抗感は?
約4割がデジタルを駆使したビジネスを展開できていない企業に、「抵抗感を持つことがある」と回答
Q1での「生成AIがよくわからない」以外の回答者に、「Q7.あなたは、生成AIなどのデジタルを駆使したビジネスを十分に展開できていない企業に対して、抵抗感を持つことがありますか」(n=311)と質問したところ、「とてもある」が6.4%、「ややある」が28.6%という結果に。

・とてもある:6.4%
・ややある:28.6%
・あまりない:44.4%
・全くない:11.3%
・わからない/答えられない:9.3%
「AI」に関する説明をした企業の割合は?
インターンや説明会で、「AI」に関する説明をしていた企業の割合は「2〜4割」が最多に
「Q8.インターンや説明会に参加した企業の中で、どれくらいの企業が『AI』に関する説明をしていましたか」(n=321)との設問に対しては、「8~10割」との回答が1.2%、「5~7割」が16.8%という結果となった。

・8~10割:1.2%
・5~7割:16.8%
・2~4割:27.7%
・1割以下:21.2%
・インターンや説明会にまだ参加していない:22.7%
・わからない/答えられない:10.3%
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