お金もいつかは「デジタル化」。急速に進む「お金」の変化のなかで知っておくべきこと
東京ウォーカー(全国版)

「知っている人」は恩恵を受け、「知らない人」は損をする
デジタル円の場合、現在のキャッシュレス決済アプリのように対応店以外では使えないということはありません。「非対応店での決済のために」と現金を持ち歩く必要はなく、スマホ1台あれば日本中で買い物や食事を楽しむことができるようになります。
つまり、ほとんどの人にとって、CDBCの実用化はメリットしかないといえます。でも、CDBCについての知識をまったくインプットせず、CDBCを使えないとなるとどうなるでしょう?その答えは、「利便性の低い世界で生きていくしかなくなる」ということです。
2010年頃にスマホの普及がはじまり、今ではほとんどすべての人がその利便性を享受しています。依存症とまではいわないまでも、スマホがない状況などもはや考えられないという人も多いはずです。知識のインプットを怠ってCDBCが使えないというのは、今でいえばスマホを使えないのと同じようなことだといえます。
ですから、そのような利便性を享受できないといった損をしないためには、お金に関する最新の知識をいち早くインプットすることが大切です。
暗号資産の代表格であるビットコインでいえば、ここでは詳述は避けますが、当初はマイニングと呼ばれる手法によって大きな利益を得ることもできました。でも、その手法が広く知られるようになると、パイの奪い合いとなって得られる利益も限られるようになってきたのです。つまり、大きな利益を挙げられたのは、まさに最新の知識をいち早くインプットした人たちだけです。
デジタル円の場合であれば日銀が発行する日本の正式な通貨ですから、おそらくは誰もが簡単に使えるような仕組みをつくってくれるでしょう。しかし、ビットコインのような、知識がある人だけが大きく儲けられるという世界もあるのが現実です。わざわざこういった記事を読んでくれている人であれば問題ないかと思いますが、自分が損をしないため、最新のテクノロジーの恩恵を受けるため、今後も積極的にお金について学んでいってほしいと思います。
構成=岩川悟(合同会社スリップストリーム)、取材・文=清家茂樹、撮影=樋口涼
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