3年ぶりのアルバム「TYCOON」をリリースしたUVERworldのメンバーに直撃!

東海ウォーカー

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UVERworld(C) KADOKAWA / photo by 山下恭平


2017年7月6日にメジャーデビュー12周年を迎えたばかりの人気ロックバンド・UVERworldが、約3年ぶり通算9枚目となるフルアルバム「TYCOON」を8月2日(水)にリリース!今作は全18曲を収録し、総収録時間は78分59分にもおよぶ超大作となっている。そこで名古屋でのワンマンライブの翌日、東海ウォーカー編集部に遊びに来てくれたボーカルのTAKUYA∞とドラムの真太郎に「TYCOON」の制作秘話を聞いてみた!

過去の作品を凌駕する最高傑作が誕生


―― 「TYCOON」という今作のタイトルは、どのような思いでつけたのでしょうか?

TAKUYA∞「『TYCOON』は“大物”や“将軍”というような意味を持っている言葉です。気になった言葉や面白い言葉を日頃からメモするクセがあるんですけど、『TYCOON』は随分前からそのメモに記していたワードでした。今作が完成して振り返ってみると、過去の8作品を凌駕しているという手応えを感じたんです。それで『TYCOON』というタイトルにしましたね」

UVERworldのTAKUYA∞(Vocal/Programming)(C) KADOKAWA / photo by 山下恭平


―― 今作は「全曲シングルカットできるのでは!?」と思えるような素晴らしい出来映えでした!

TAKUYA∞「タイアップ曲やカップリング曲、シングルリリースされた曲とか、そういうことは意識しないで、純粋に“強い”と感じる楽曲を優先的に選んでいきましたね。今回は未収録になった曲を含めて、全部で50曲くらい制作したかな。そのなかから選んでいったので、自然と力強いアルバムになったんだと思います。メッセージ性の強い楽曲が集まりましたね」

―― 78分59秒というのは、アルバムの収録時間の限界(80分)ギリギリですよね。このボリュームにこだわったのはなぜですか?

TAKUYA∞「許されるなら、全部で20曲くらい入れたかったんですよ。アルバムのリリースは約3年ぶりなので、『ファンの方々を待たせてしまった』っていう気持ちがありましたから。だから『待ったかいがあった!』と満足してもらえる作品にしたかった。その結果、78分59秒という収録時間になりましたね。実は最初ちょっとオーバーしていたので、少し削る作業をしたんですけどね(笑)」

UVERworldの真太郎(Drums)(C) KADOKAWA / photo by 山下恭平


―― 今回のアルバム全体のテーマはどんなものでしたか?

TAKUYA∞「特別なテーマやコンセプトは設けていません。どの楽曲が1曲目に来ても問題ないっていう自信がありますし、曲順を決める時もあまり意識しませんでした。意識したと言えば『ライブのセットリストを考えるとこんな流れかな』と…。曲順に関してはそんな感覚ですね」

―― ライブではすでに新曲も披露しているとか。

TAKUYA∞「ライブ中のMCも同じなんですけど、楽曲はライブで演奏することで成長していくもの。自分たちとファンの方々で共に育てていくイメージですね」

真太郎「ライブでは手応えもあります。みんな聴いたことがない曲だから『いいリアクションは期待できないかな』と思っていたんですけど、曲が進むとリスナーの方々は自然とのってくれる。それもあって、自分としてはリスナーの方が知らない曲でもちゃんと演奏しようと心掛けていますね。聴いたことがない曲だからミスをしても分からないかもしれません。でも、ベストのライブをして全力で楽曲を届けたい。その気持ちでいつもやっています」

【写真を見る】UVERworldのTAKUYA∞(Vocal/Programming)(C) KADOKAWA / photo by 山下恭平


「東海エリアにはかなり親近感がありますよ」(TAKUYA∞)


―― UVERworldのメンバーはずっと昔から一緒にいるそうですが、最近の関係性はどうですか?

TAKUYA∞「相変わらず仲がいいバンドだと思いますよ。くだらないことも言い合える関係のままです。ライブ後の打ち上げは盛り上がるんですけど、ベースの信人は“どインディーズ”のバンドマンみたいな飲み方をしていますから(笑)。まあ、アイツだけですけどね(笑)」

―― せっかくなので東海エリアのイメージを聞かせてください。

TAKUYA∞「僕らは滋賀県で活動をスタートしたバンドですから、東海エリアにはかなり親近感がありますよ。特に名古屋はインディーズのころからずっとお世話になっていた場所ですしね」

真太郎「当時、名古屋のライブではいつもワクワクしていましたね。今でもその気持ちは同じです」

―― じゃあ当時から“なごやめし”とかにも親しみがある?

TAKUYA∞「もちろんですよ!大好きです。味噌煮込みうどんも好きだし、手羽先も好き。どれか選べと言われたら迷いますね。迷いながら、ひつまぶしを選ぶかな(笑)」

真太郎「僕は味噌煮込みうどんですかね~。あと、味仙の台湾ラーメン。めちゃくちゃ辛いですけど、今は好きになりましたよ」

UVERworldの真太郎(Drums)(C) KADOKAWA / photo by 山下恭平


「ファンの方々の夢を実現させたいですね」(真太郎)


―― アルバムをリリースしてツアーもスタートします。UVERworldとして、これから挑戦したいことはなんでしょう?

TAKUYA∞「メンバーの誕生日は毎年どこかでライブをしているんですが、僕の誕生日(12月21日)は横浜アリーナでライブなんです。1万2000人を半分に分けて、こっちは男祭り、こっちは女祭り…なんてイベントをやりたいですね(笑)」

真太郎「『40代限定祭りをやってください!』とか意見をいただきます。どこまで応えられるか分かりませんが、ファンの方々の夢をできる限り実現させたいですね」

TAKUYA∞「ゆくゆくは男祭りをドームでやりたいかな。デビュー当時は99%が女性ファンで、少し違和感があったんです。別にどちらかの性別をターゲットにして音楽をやっていたわけじゃないのに、ファン層がすごく偏っていた。今では女性だけでなく男性からも支持されるようになったので、本当にうれしいですね。だから、1つのケジメとしてドームでやりたい。『男祭り in 東京ドーム』。最高の雰囲気になりそうじゃないですか(笑)」

〈2017年7月7日取材〉取材・文=初野正和/写真=山下恭平【東海ウォーカー/吉橋和宏】

吉橋和宏

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