資産5億円超の投資家も実践。株式投資で勝ち続ける人が持つシンプルなルール
東京ウォーカー(全国版)
株式投資で勝ち続けるには、なにが必要か。難しい財務諸表をいとも簡単に読み解く力か、世界の経済動向をしっかり把握する情報収集力か——。でも実は、「3つのシンプルなルールを守ること」だと語るのは投資家の上岡正明さん。株式投資で5億円を超える資産を築いた上岡さんがいう、そのルールとはどんなものだろうか。

むやみにトレード回数を増やさない
これから私が紹介する「株で勝ち続ける投資家の共通点」は、それこそ勝ち続けている投資家の投資法を投資本などで調べたことのほか、実は私自身の失敗談から見えてきたものでもあります。その共通点とは、以下の3点となります。
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【株で勝ち続ける投資家の共通点】
①「安く買って、高く売る」を徹底する<br />②レバレッジ系の投資信託や信用取引に手を出さない<br />③自分のミスを分析できる
ひとつ目が、「①『安く買って、高く売る』を徹底する」ということ。勝ち続ける投資家たちは、いつも似たような売買をしています。できるだけ、前回勝ったときと同じ方法やタイミングなど、いわば「勝ちパターン」で稼ごうとしているのです。
では、最強の勝ちパターンとはどんなものでしょうか。それこそが、「安く買って、高く売る」です。これは、ビジネスとまったく同じ原理です。商品を高く仕入れて安く売っていては、儲けが出るはずもありませんよね。
そうはいっても、「それが簡単にできれば苦労しない」と思う人もいるでしょう。そんな人にアドバイスをするなら、「むやみにトレード回数を増やさない」ことになるでしょうか。トレード回数を増やすために、高いところで買ってしまうといったエラーが起きやすくなるからです。
私も、「1日にどれくらいトレードするのですか?」と聞かれることが多いのですが、「週に1回もしない」と答えると、特にビギナーの人には驚かれます。やはり、メディアの影響が大きいのでしょう。フィクション作品では、やり手の投資家というと、たくさんのモニターを並べているデイトレーダーとして描かれがちです。しかし、現実の勝ち続けている投資家の多くはそんなデイトレーダーではありません。
もちろん、実際に「安く買って、高く売る」を実践するには、「テクニカル分析」といった勉強が必要です。しかし、特にビギナーの人であれば、「むやみにトレード回数を増やさない」ことも重要だと思います。

ビギナーがおちいりやすい罠に要注意
続いては、「②レバレッジ系の投資信託や信用取引に手を出さない」というものです。これは、株式投資のビギナーがおちいりやすい罠のひとつです。
ビギナーのみなさんには少し難しいかもしれませんが、信用取引とは、簡単にいうと「証券会社からお金や株式を借りて行う取引」のこと。本来の取引は自己資金の範囲内で行いますが、信用取引をすれば自己資金よりも大きなお金を動かす取引も可能です。そういう取引をレバレッジ取引といいます。
基本的に日本の株式投資では、最大で自己資金の3.3倍のレバレッジを効かせることができます。それだけ大きなリターンを得られることもありますが、もちろんリスクも3.3倍になります。自己資金の3倍の株を買って株価が30%下がったとすれば、90%の損失になってしまうのです。
ビギナーにとって危険な投資法だということはイメージできると思いますが、実は意外なほど多くのビギナーがこういった取引に手を出してしまうのです。
株式投資をはじめたばかりの頃は、株価の情報を見ることだけでも楽しく思えます。でも、3カ月もするとなかなか動かないチャートを見ると不満を感じるようになります。そして、SNSなどで「短期間でこんなに儲けた!」といった投稿を見ると、「自分ももっと大きく稼ぎたい」と考えて信用取引に手を出してしまうのです。
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