川崎発!挽きたて「きなこ」と味わう極上餅
東京ウォーカー(全国版)
昭和27年に創業した和菓子店「菓子匠 末広庵」は、川崎大師の近くに本店を構えたことから、創業時より川崎大師にちなんだ菓子を多くそろえている。都内初出店となるGINZA SIX店では、挽き立てのきなこをまぶした「生大師祈願餅」(864円)を限定で販売。店頭では石臼によってきなこを挽く様子を見られ、ほのかに香ばしい香りが漂う。

「『生大師祈願餅』は、1日200箱は出る人気商品。ここで挽いたきなこをその場でお餅にふりかけているんですよ」とは専務の三藤さん。「挽きたては香りが全然違う。機械で挽くと粉が熱を持って香りが飛んでしまうんですが、石臼だとより香りが残ります。大豆は自家焙煎の北海道産のもの。工場で煮て、窯でじっくり焼くことで香ばしさが生まれています」。
一見わらび餅のように見える「生大師祈願餅」だが、食べてみるとまったくの別物。コシがありとろんと口溶けいいその食感は、なんとも独特だ。箱を空けると香ばしいきなこがふわっと香り、噛むほどに和三盆糖と米のやさしい味が広がっていく。餅自体が沖縄の黒糖と徳島県産の和三盆糖で味付けされているため、香ばしいきなこの味わいの後にぷるんととろける砂糖の甘みが続く。




そして同店の菓子は、そのリーズナブルな価格も目を引く。「毎日のおやつとしても楽しんでいただけるよう、手ごろな価格設定を目指しています」と三藤さんは話す。そこで「生大師祈願餅」のほか、人気の商品を教えてもらった。
「創業時からご用意している『大師祈願もなか』(単品146円)と、2種のサブレが入った『末ひろがり』(8枚入り、1296円)も人気です。サブレの箱はのし袋をイメージした上品なデザインなので、贈りものとしてもおすすめですよ」。

ボリューム感に驚く「大師祈願もなか」は、川崎大師の鐘がモチーフとなっている。あんこは職人がじっくりと麹で醗酵させたもの。「それによって、小豆が持っているでんぷんが糖分に、タンパク質がアミノ酸になるため通常のあんこより砂糖が少なく、小豆本来の甘みが引き出されています」(三藤さん)。さらに店のロゴをかたどった2色のサブレ「末ひろがり」も、女性に喜ばれそうなかわいらしい一品だ。


多彩でリーズナブルな和菓子たちは、気軽なおもたせにぴったり。日持ちするので、ぜひ自分用もゲットしよう。
金城和子
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