必要なのは知識や情報だけではない。不動産投資で勝つための「5つの力」
東京ウォーカー(全国版)
投資においては、「事前の勉強や準備が重要」ということがよくいわれる。もちろん、知識や情報をインプットすることも大切だが、それと同じくらい「5つの力」というものが必要だというのは、八木エミリーさん。会社員だった26歳のときに最初の中古アパートを買い、今では総資産7億円を超えたという不動産投資家だ。その「5つの力」とはどんな力だろうか。

「計画力」がなければ、そもそも投資をはじめられない
あらゆる投資にいえることかもしれませんが、不動産投資で成功をつかむには、事前の勉強や準備が欠かせません。その準備のひとつとして、「5つの力」というものを知っておいてほしいと思います。これらは、私が26歳で最初の中古アパートを買ってからこれまでの不動産投資経験のなかで重要なものだと感じた力です。
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【不動産投資に必要な「5つの力」】
① 計画力
② 営業力
③ 交渉力
④ 行動力
⑤ 投資力
ひとつ目は「計画力」。これは、そもそも「自分はどういう人生を歩みたいのか?」という目標を明確にすることと関連します。そういった目標を持っていなければ、「いつまでにいくら欲しいのか?」ということも見えませんから、そこから逆算してどんな投資をすべきかということも見えてこないのです。
私の場合、愛着のある地元を活性化するために、「30歳までに資産10億円、40歳までに資産100億円」という目標を掲げています。みなさんはどんな人生を歩みたいですか? そして、その人生を歩むためにいつまでにいくら欲しいですか?
ふたつ目の力は、「営業力」。投資のチャンスは、ただ待っていれば向こうからやってくるものではありません。ただ、株式投資などの場合であれば、今はスマホひとつあればベッドに寝転がりながら完結できます。そういう点で本当に便利で楽な時代になりました。
でも、不動産業界はまだまだアナログな業界です。不動産投資をスマホで完結させることもできなければ、そもそもネット上で出回っている物件情報は限られたものです。ですから、自ら不動産会社に出向いて自分を売り込み、情報を入手する必要があるわけです。

不動産会社にも銀行にも伝えるべきは熱意
3つ目の力は、「交渉力」。自分に合いそうないい物件をなんとか見つけられたとします。しかし、いくら「この物件、いいな」と思ったとしても、私のような弱小投資家や不動産投資の初心者には、不動産会社はまず売ってくれません。
そこで、「この物件を買うことが、自分や社会にとってどれだけ重要で価値があることなのか」という思いや、購入に対する意欲や本気度というものを不動産会社に示して交渉する必要があるのです。
この交渉力は、4つ目の「行動力」とも関連してきます。不動産投資において交渉すべき相手は不動産会社ばかりではありません。不動産を買うのは、数千万円もの高額の買い物です。ですから、大多数の人にとっては銀行から融資を受けないと到底買うことができません。
やはり、不動産会社に対して交渉するのと同じように、自ら足を運んで「私はこういう人間で、こういう強い思いを持って不動産投資を志している」という熱意を伝えなければ、銀行も簡単には融資してくれません。
最後の力は、「投資力」。これは、「自分にとっての最適解をつかむ」ことを意味します。株式投資でも、たとえばインカムゲインを狙うのかキャピタルゲインを狙うのかといった投資スタイルの違いによって最適な銘柄というものは変わります。
それと同様に、不動産投資も人それぞれに選ぶべき最適な物件というものがあるのです。たとえば、不動産投資歴30年の大先輩がいたとして、その人にとっての最適解が自分にとっても最適解というわけでは必ずしもありません。
もちろん、そういった経験者の話にはきちんと耳を傾けたほうが賢明でしょう。でも、そうしたうえで話を鵜呑みにするのではなく、さまざまなデータを客観視し、自分にとっての最適解と照らし合わせながら判断することが重要です。
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