必要なのは知識や情報だけではない。不動産投資で勝つための「5つの力」

計画力を培うための「セルフカウンセリング」

みなさんが不動産投資の初心者であるなら、やはり最初に挙げた計画力をまず身につけるべきです。その後の営業、交渉、行動といったことは、計画があってはじめてやれることだからです。

その計画力を身につけるには、「セルフカウンセリング」というものをおすすめしておきます。セルフカウセリングとは、その名のとおり自分自身で行うカウセリングのこと。自分の考え方を客観的にとらえて理解を深めることを目指したものです。

とはいっても、私流のやり方は難しいものではありません。やるのは、「今、自分は何を求めているのか？」、そして「そのために今何をしているのか？」「どういう時間とお金の使い方をしているのか？」「その行動は、自分が求めるものを手に入れるのに効果的か？」「もっといい方法を考え出し、実行してみよう」と自問するだけです。

時間とお金について問うのは、このふたつの使い方が人間をよくも悪くも変えていくからです。そして、目標に向かってふさわしくない使い方や行動をしていれば、反省して修正していくというかたちです。

このセルフカウセリングを日常的に行っていれば、いつでも自分の目標を見据えることになりますし、目先の欲によって無駄な時間やお金の使い方をすることがなくなります。目標に向かってブレることなく前進できるようになりますから、不動産投資に限らずなんらかの成功をつかみたいという人はぜひ試してください。

この記事のひときわ #やくにたつ
・「自分はどういう人生を歩みたいのか？」という目標を明確にする<br />・さまざまなデータを客観視し、自分にとっての最適解と照らし合わせながら判断する<br />・自分の考え方を客観的にとらえて理解を深める

構成＝岩川悟(合同会社スリップストリーム)、取材・文＝清家茂樹、撮影＝藤巻祐介