「投資本要約ユーチューバー」に聞いた。今、投資が必要不可欠な理由と、若い世代におすすめの投資手法
東京ウォーカー(全国版)

なるべく若いうちに失敗を経験しておくべき
もちろん、ここで挙げたのはほんの一例に過ぎません。みなさんの投資の目的、その達成のための投資手法というものは、みなさん自身が考える必要があります。ですが、参考までに「もし、私が20代で独身だったら」という仮定で考えてみましょう。
最終的な目的はどうあれ金融投資をはじめるなら、まずは半年分ほどの生活費を現金で持っておきます。これは、いわゆる生活防衛資金としてのお金です。どんなに好景気であっても、なんらかの不可抗力によって突然失職する可能性はありますから、生活防衛資金を確保しておくことは不可欠といえます。
そのうえで、余剰金はすべてインデックスファンドにつぎ込むでしょう。株価指数などなんらかの指標に連動するように設計されているインデックスファンドは、短期間で大きく儲けられることはまずありませんが、長い目で見ればほぼ確実に利益を出せる金融商品です。いわゆる、複利の力も味方となってくれますから、20代など若いときからはじめるなら、インデックスファンドが最適の金融商品だと考えます。
一方で、インデックスファンドとは別に個別株投資もやってみると思います。個別株投資は、もちろんインデックスファンドと比較するとリスクが高い投資手法です。はじめた人のほぼ全員が、多かれ少なかれ失敗を経験します。でも、若いうちに失敗したほうが、その勉強代が安く済むことは間違いありません。
これまで投資経験がほとんどなかったにもかかわらず、たとえば60歳を過ぎて1500万円の退職金を個別株投資などリスクの高い投資につぎ込んだ結果、300万円の損失を出してしまったというような話は私もよく見聞きします。
でも、若かったらどうでしょう?同じように損をするとしても、若い人に1500万円を用意することは難しいはずです。なけなしの150万円をつぎ込んで30万円の損をしたとしても、たしかに当人にとっては痛い損失ですが、300万円と比べると安いもの。しかも、その経験から得た学びを今後の投資に活かすこともできます。
年齢が上がれば投資にまわせるお金が増えるのはたしかですが、それだけひとつの失敗での損失も大きくなるのです。だからこそ、大きな投資額を用意できない若いうちから、失敗の経験を積んでおくことも大切なのだと思います。
この記事のひときわ
#やくにたつ
・自分の資産の価値を「守る」ためにも投資しなければならない<br />・大きな投資額を用意できない若いうちから、失敗の経験を積んでおくことも大切
構成=岩川悟(合同会社スリップストリーム)、取材・文=清家茂樹
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