パックン流「節約筋」の鍛え方。攻める手法(稼ぐ)だけでなく、守る手法(節約)を身につけよ
東京ウォーカー(全国版)

自分なりの工夫で、ストレスなく楽しく節約をする
では、具体的にどんなふうに節約していけばいいでしょうか。僕が実践してきた節約法はたくさんありますが、誰もがまずやるべきことというと、「固定費の見直し」が挙げられます。
「節約の王道」かもしれませんが、王道といわれるのはそれだけ効果が大きいからです。固定費は定期的に定額が出ていく出費ですから、一度見直せば、節約効果がそのあともずっと続きます。「ちりも積もれば山となる」で、長期的に見れば大きな節約ができるのです。
若くてまだ稼ぎがそれほど多くないというなら、家賃を下げてもいいかもしれません。今より狭い部屋や郊外に引っ越したら、最初は不便に感じることもあるでしょう。でも、それこそ慣れてしまえばなんてことはありません。
あるいは、スマホの契約プランを見直すのだって効果的です。3大キャリアではなく格安スマホに変えるなどすれば、ストレスを感じることなく節約できます。
そうして固定費を見直すことができたら、普段のお金の使い方も振り返ってみてください。みなさんのお金はどこに消えているのでしょうか。そこには、自分なりのパターンというものがあるはずです。
飲み代が多い人だったら、飲み会を控えるべきです。飲み会好きの人にとっては、最初こそストレスを感じることでしょう。でも、それだって工夫次第で対処できます。僕自身、20代のときの最大の出費は飲み代でした。稼ぎも少なかったので、幹事から「ひとり5000円ね」なんていわれると「厳しいな……」なんて思ったものです(苦笑)。
そうであるなら、自分が幹事になってひとり3000円の店を選んでもいいし、各自持ち寄りのパーティーをやってもいい。河原なんかでやれば、参加者にとっては居酒屋でやるよりずっと思い出深いパーティーになるはずです。将来のためにお金を残したいのなら、自分なりにどんどん工夫をしてほしいと思います。

この記事のひときわ
#やくにたつ
・「自分で稼ぐ実感」というものを子どものころから持つ<br />・節約こそがいちばん確実な儲け方<br />・固定費の見直し後は普段のお金の使い方も振り返ってみる
構成=岩川悟(合同会社スリップストリーム)、取材・文=清家茂樹、撮影=阿部昌也
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