起業して売るべきは「経験」。自分だけの金脈を見つける「ザ・バイオグラフィー」
東京ウォーカー(全国版)
これまでに起業を考えたことがある人なら、「どんな仕事をするか?」「なにを売るか?」という自問に悩んだ経験があるかもしれない。その解答として、自分だけの「経験」を売ることを推奨するのは、Web集客をメインとしたコンサルタントとして活躍している前田伊織さん。なぜ「経験」を売るべきなのか、その考えを聞いた。

「経験」を売ることはメリットだらけ
物価高騰の波が収まらない今、将来に対して金銭的な不安を持っている人も多いでしょう。そんな状況のなか、副業、あるいは思い切って起業を考えている人もいるはずです。
そんな人たちが必ず考えなければならないのが、「なにを売るか?」ということ。その解答として、みなさんそれぞれの「経験」を売ることを私はすすめています。自分自身のエクスペリエンス(経験)を、マネタイズ(収益化)するのです。これを、私は「エクマネ」と呼んでいます。
なぜ経験が商品になるのでしょうか?それは、あなたの経験はあなただけが持つ経験だからです。あなたとまったく同じ経験をしてきた人など、この世にひとりとして存在しません。完全なオンリーワンであり最大のアドバンテージともいえるのですから、それを活かさない手はないでしょう。
しかも、自分の経験というものはすでに自分のなかにあるもの。これから新たなことを学ぶ必要などありません。そのため、それを商品として売り出すのは、楽で早くて簡単です。そして楽で早くて簡単ということは、つらくもしんどくもなく、なにより楽しいということを意味します。
逆に、まったく未経験のことをこれから学んで売ろうとしたらどうですか?経験がないのですから不安が常につきまといます。「こうすればいい」というものが見えていませんから再現性だってありません。だからこそ、精神的にも安定できてスムーズに収益化しやすい、これまでに培った経験をお金に換えることを考えるのが得策です。

「売れる経験などない」と思っているのは、自分だけ
でも、「自分の経験を売る」というと、「自分には特別な経験はない」「お金をもらえるとは到底思えない」などと考える人もいるでしょう。でも、それは単にあなたがそう思い込んでいるだけの話です。
立場を変えて考えてみましょう。あなたの友人や知人を思い浮かべてみてください。その人たちのなかに、「あの人にはなにもないから、1円も稼げないだろうな」と思うような人がいるでしょうか?おそらく、ほとんどいないはずです。「あの人にはあんな特技があるし、あの趣味だって仕事にできそうだ」といったことがどんどん浮かんでくるのではないですか?
あなたに対しても、まわりは同じように「おもしろい経験をしてきている」「お金に換えられる経験を持っている」というふうに思っています。自分のことは、自分のことであるためにあたりまえになっていて、「自分にはなにもない」と過小評価しがちなのです。
そんな思い込みを払拭して、お金に換えられる自分の経験を洗い出すためにも、これまでの人生を振り返ってみましょう。そうすることで、自分だけの金脈を見つけるのです。用意するのは筆記用具だけで構いません。ノートにこれまでの人生に起きた出来事を1年単位で書き出していきましょう。これを、「ザ・バイオグラフィー」と呼んでいます。
ポイントは、事実ベースで淡々と書き出すこと。人生のなかには、楽しい思い出もあれば思い出したくないネガティブな出来事もあります。そこで感情に着目してしまうと、振り返りが難しくなるのです。感情については考えず、事実をただの事実として書き出してください。
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