「一人暮らしでも食洗機が使える」と大人気!約A4ファイルサイズの食洗機「SOLOTA」がヒットした理由とは?
東京ウォーカー(全国版)
発売から約1年!今後のSOLOTAの展開とは?
2023年2月にSOLOTAが発売されてもうすぐ1年が経とうとしている。もとよりターゲットとして想定していた20〜30代の単身者をはじめ、一人暮らしを始めたばかりの大学生や、働き盛りで忙しい40〜50代、一人で住んでいる高齢者など、さまざまな世代に使用されている。利用者からは「食洗機はぜいたくかと思っていたけど、一度使うと手放せない」といった声が寄せられている。
「お客様の声の中でもびっくりしたのは、料理をする方たちがSOLOTAを愛用しているということでした。この商品はフライパンや鍋をあまり使わず、おかずをコンビニのお惣菜で済ませる『中食』メインの層に向けたものでしたが、自炊をする人たちにとっても洗い物が面倒だということがわかりました。料理をしながら鍋やフライパンを洗っても、食後にはかならず食器洗いが残ってしまいます。そこで最後の洗い物だけをSOLOTAに任せてゆっくりくつろぐという方もいて、さまざまな使い方があるなと思いました」

洗濯機が乾燥まで行い、掃除機が自動で動き回るこの時代。食器洗いも人の手を離れて、すべて機械に任せる世界を実現したいと山本さんは食洗機の目指す未来を話す。最後に、山本さんに今後のSOLOTAの展望について聞いた。
「今は、単身世帯向けの食洗機という、これまでなかった市場に大きな一歩を踏み出すことができたというタイミングです。あとはSOLOTAを使っていただける方をいかに増やしていくかが次の課題ですね。そして食洗機を洗濯機や冷蔵庫と同じように、生活に必要な家電としての立ち位置を築いていき、一生涯使っていただけるような道筋を作っていきたいです。そのために、まずは食洗機自体をいいと思ってもらえる人を増やし、食洗機の市場を底上げしたいと考えています」

「食洗機のある人生に引き込むこと」を目標に、食洗機のさらなる普及を目指すパナソニック。現在、若い世代を中心に「タイパ(タイムパフォーマンス)」という言葉が流行しているように、本来なら食器洗いにかかる時間を、自分の自由時間にしたいという人が増えてくることだろう。今後の食洗機市場の進化に注目だ。
この記事のひときわ
#やくにたつ
・新しい需要の開拓が市場を活性化させる
・不確定要素があっても思い切って挑戦することが大事
・ヒットの秘訣は、ターゲットにむけて尖らせることにあり
取材・文=越前与
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