投資における最大の失敗は、投資をやめること。長く続けるための2つのポイント
東京ウォーカー(全国版)
投資における「失敗」とはなんだろうか。もちろん、損失を出してしまうこともそのひとつだろう。しかし、投資の失敗とは「投資をやめること」と語るのは、女性向けの株式投資スクールを主宰する松下りせさん。その言葉の真意とともに、投資をやめずに続けるためのポイントを聞いた。

投資の失敗とは、投資をやめること
株式投資スクールを主宰しているという立場上、「投資での失敗とはなんですか?」という質問をよく受けます。その質問に対する私の回答は、「投資をやめること」です。
投資を続けていると、自分が投資をしていた企業が大きく業績を落とすなどして損失を出してしまうこともあります。でも、私たちが生きる社会が発展していく限りは、いい企業は今後もどんどん生まれてきます。それこそ、仮に日本の多くの企業の発展が止まったとしても、世界のどこかの企業は発展していくでしょう。ですから、投資を続けている限りは、そういったいい企業に巡り合って利益を出せるチャンスがあるのです。
私自身も、特に投資をはじめて間もないころにはたくさんの損失を出しました。でも、投資について学びながら「これだ!」と思える企業に投資をできるようになったら、それまでの損失も帳消しにできるくらいの利益を出せるようにもなりました。そのときに思ったのは、やはり「投資をやめなくてよかった」ということです。失敗を糧にして学び続けることができるのなら、投資を長く続けることによっていずれは利益を出せるのだと私は考えています。
また、投資をやめずに長く続けることで、いわゆる複利の力を味方につけることもできます。投資で得た利益を再投資することで、その後の利益をさらに大きくすることができるのです。このことも、投資をやめずに長く続けるべき大きな理由です。
たとえば、株式投資でもなんでもいいのですが、10万円が2倍の20万円になったとしたら「大したことない」と思う人もいるかもしれません。でも、複利の力によって投資額を増やすことができたら、同じ2倍であっても比較にならないほど大きな利益を生むことにつながります。だからこそ、投資でお金を増やそうと思えば、やめずに継続しなければならないのです。

「仲間」をつくることで、投資の勉強も習慣化できる
私が考える投資を続けるためのポイントは2つあり、それは「仲間」と「目的」です。
今でこそ私も投資を「楽しい」と思えていますが、投資をはじめたころはそうではありませんでした。そんな私の考えを大きく変えてくれたのが、投資スクールで出会った仲間の存在です。
日本ではいまだに家族や友人とお金の話をすることはタブー視されることも多いものですが、同じ投資スクールで学んだ仲間なら話は別です。「投資を学びたい」という同じ思いを持っているのですから、投資やお金についての話を気兼ねなくすることができ、そうするなかで「みんなに負けないように頑張ろう!」と思えます。そうして私は、投資を続けることができました。
投資をはじめたばかりだったり、これから投資をはじめようと思っていたりする初心者であれば、なおさら仲間の存在が強い味方になってくれます。投資に限らず、はじめてのことを習慣化するのは本当に大変なことだからです。
みなさんもそうかもしれませんが、「習慣にしよう」と思ったことを習慣化できなかった経験が私にはたくさんあります。そんな私でも、投資そのものやその勉強を習慣化できたのは、やはり仲間の存在があったからなのだと思います。
スポーツなどの趣味でもそうではありませんか?ランニングやウォーキングなどひとりでやることなら、「今日は疲れているし、いいや」とサボりたくなる日もあります。でも、チームスポーツなら「仲間のためにもサボれない」という気持ちが働きます。そんな仲間をぜひ見つけてください。
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