初心者は「インデックスファンド」を選択せよ。お金の名著100冊に書かれている最重要事項は「堅実さ」だった
東京ウォーカー(全国版)

マネー本著者が初心者にすすめるインデックスファンド
そういう意味でも、ランキングの第2位にも「投資信託で手堅く運用する」とあるように、投資をはじめたばかりだとか、これからはじめる初心者であれば、「投資信託を選択するとリスクを軽減できる」と、お金のプロの多くが説いています。
投資信託とは、その名のとおり、資産運用のプロを「信」じて、自分のお金を「託」す投資です。「ファンド」「投信」とも呼ばれ、多くの投資家から集めたお金を使い、ファンドマネージャーと呼ばれる資産運用のプロが国内外の株式や債券などに投資・運用する金融商品です。
その投資信託にも、「国内株式型」「国内債権型」「外国株式型」「外国債券型」などさまざまな種類があり、いずれも、多くの銘柄に分散投資できる「詰め合わせ商品」になっています。つまり、投資信託という金融商品自体が、そもそも分散投資できるようになっているのです。
投資信託はその運用方針によって、ふたつの種類にわけられます。「インデックスファンド」と「アクティブファンド」の2種類です。インデックスは「指標」という意味です。つまり、インデックスファンドとは、たとえば日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)、アメリカの代表的な株価指数であるNYダウやS&P500など、特定の指標に連動するように設計された投資信託を指します。
一方のアクティブは、「積極的」という意味です。ファンドマネージャーが独自に選んだ銘柄によって構成され、株価指数などの市場平均を上回る運用成績を目指すのが、アクティブファンドです。
マネー本の著者の多くは、両者のうち、インデックスファンドを初心者にすすめています。というのも、アクティブファンドは市場平均を上回る運用成績を目指すものでありながら、市場平均を上回るケースはまれだからです。
もちろん、実際に市場平均を上回ってインデックスファンドより大きく儲けられることもあるのは事実ですが、インデックスファンドより儲けられないことのほうがはるかに多いようです。冒頭にお伝えした「堅実さ」を実現する意味でも、特に初心者の場合には、インデックスファンドを選択するほうが賢明なのかもしれません。
構成=岩川悟(合同会社スリップストリーム)、取材・文=清家茂樹、撮影=藤巻祐介
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