公営飯盛霊園に登場した広報キャラ「虹の丘ゆめ」、ストーリー動画の配信も開始!自治体職員がアニメを手作りする理由とは?
東京ウォーカー(全国版)
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今回は、公営飯盛霊園(以下「いいもり霊園」)の公式広報キャラクター「虹の丘ゆめ」に関する話題を紹介。2023年9月にデビューし、2024年1月24日(水)にはYouTubeでストーリー動画の配信も開始される同キャラクターについて、企画の背景や注目ポイントなどを担当者に詳しく聞いた。
なお、「いいもり霊園」は大阪府四條畷市にある公営霊園で、大阪府守口市、門真市、大東市、四條畷市で構成する飯盛霊園組合(一部事務組合)が運営している。
「いいもり霊園」の広報キャラクター「虹の丘ゆめ」と、今回配信が決定したアニメの第1話について、担当者に話を聞いてみた。
ーー霊園の広報に萌えキャラを起用した狙いを教えてください。
昨今のお墓じまいブームにあらがうがごとく、お墓や偲ぶことの素晴らしさをどうしたら伝えられるかということを思索した結果、萌えキャラを使って訴えていくことになりました。子どもからお年寄りまで幅広い層に親しみをもってもらうために7歳の女の子を主人公にしました。また、8歳の男の子も展開しています。組合職員の手作りによるキャラクターたちが、偲ぶことの素晴らしさを全国に広げていきます。
ーー企画のアイデアはどのようにして生まれたのでしょうか。
YouTubeでの展開を考えた際に、職員の顔出しは難しいことから、キャラクターを作成するという結論に至りました。組合職員のなかで漫画キャラのイラストがうまい人がいましたので、その職員がデザインした萌えキャラを採用し展開することになりました。
ーー今回配信が開始されるアニメのイチオシポイントを教えてください。
本作は、自治体職員による紙芝居風の手作りアニメです。企画、構成、作画、吹替、編集にいたるまですべて職員の手によって制作されました。
ーー読者へのメッセージをお願いします。
特に若い世代に、虹の丘ゆめと親しんでもらうなかで、偲ぶことの素晴らしさを感じてもらえたらと考えています。
霊園の魅力を手作りキャラクターが発信!
「虹の丘ゆめ」は、2023年9月にYouTubeなどでデビューした「いいもり霊園」の公式広報キャラクター。多くの人が抱えているお墓の維持・管理に関する不安や手続き上の疑問を解消し、自然豊かな同霊園の魅力を伝えていくことが、彼女の役割。
年齢は7歳、特技は竹馬、好きなことは「食べること」という設定で、イメージカラーの緑とピンクは、「いいもり霊園」の豊かな緑と名物の桜に由来する。
「いいもり霊園」公式YouTubeチャンネルで配信されている動画では、イラスト作成だけでなく、声優、企画・構成などすべての作業を組合職員が担当。自治体手作りの、温かみのある作品に仕上がっている。
「虹の丘ゆめ」誕生の経緯
近年、ライフスタイルの変化や少子化などにより、日本における“お墓への意識”が大きく変わっている。もはや先祖代々のお墓を守り続けることは簡単ではなく、次を担う若い世代にとっても、お墓の情報や知識に触れる機会もほとんどない。
そこで「いいもり霊園」では、お墓に関する情報をより親しみやすい形で発信し、霊園・公園の存在を身近に感じてもらうため、感情表現が豊かな萌えキャラを採用したSNSでの広報活動を積極的に行うことを決定。今後の広報活動においては、既設の合葬墓「虹の丘」に加え、樹木葬墓といった新たなお墓の提案も見据えているという。
いよいよストーリー動画も始動!
2024年1月24日(水)にYouTubeでの配信が開始される「虹の丘ゆめ」ストーリー動画第1話のタイトルは「虹の丘ゆめは偲んでいる」。「いいもり霊園」に突如現れた7歳の女の子「虹の丘ゆめ」は、名前以外の記憶をなくしているが、霊園の動物やキャラクターと触れ合い、偲ぶことの大切さを学ぶにつれて、自分というものを見つけ出す、というストーリーが展開する。
公営施設の広報のひとつのモデルケースとして、「虹の丘ゆめ」の今後の動向に注目が集まりそうだ。
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