失敗なくして成長はない。マネー本100冊に書かれていた、初心者が持つべき心得

東京ウォーカー(全国版)

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

「失敗を学びの機会だととらえる」ことが大切【撮影=藤巻祐介】

感情をコントロールし、失敗を学びの機会ととらえる

また、これは投資の具体的手法とは異なることですが、「感情に流されない」ことも重要だとマネー本にはよく書かれていました。投資でお金を思うように動かせない原因が、感情のコントロールであることが多いというのがその理由です。

そのためにも、「売りどきを事前に決めておく」ことも大切なポイントです。どれくらい損したら売る、どれくらい得したら売る、あるいは値動きにかかわらず保持し続けるというように決めておかないと、そのときの感情によって冷静な判断ができなくなるからです。

特に初心者にとっては、このことは本当に大切です。売りどきを決めておかなかったばかりに、「なんだか値が下がってきたぞ、ヤバいぞ」と怖くなり、本来なら保持しておくべきだった銘柄を手放してしまうこともよくあるケースです。

一時の感情に流されてしまうのは、「損をしたくない」という気持ちによるものです。もちろん、損をしたくないと考えるのは自然なことです。しかし、「損をしたくないから投資をしない」「投資で一度失敗して損をしたから、もう投資はやめる」という考え方を持ってしまっては、ゼロ金利時代にお金を増やすことは難しくなります。

つまり、「失敗を学びの機会だととらえる」ことが大切です。そうするためにも、ハイリスクな投資手法ではなく堅実な投資手法を選択することが前提となります。100持っていたものがゼロになる可能性があれば、当然ながら強い恐怖を抱きます。そうではなく、ローリスクの投資手法だったら、恐怖心を抑えることができます。

お金のプロの多くは「仮に損をしても、それを勉強代だと考えるべき」だと考えています。投資をしていて一度も失敗しない人など存在しません。その失敗は、最大の学びの機会です。実際に自分が経験した失敗だからこそ、「どうして失敗したんだろう?」と原因を究明しようという心理が働きます。そうして、投資家として成長していけるのです。

構成=岩川悟(合同会社スリップストリーム)、取材・文=清家茂樹、撮影=藤巻祐介

  1. 1
  2. 2

この記事の画像一覧(全3枚)

キーワード

カテゴリ:
タグ:
地域名:

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

いちご狩り特集

いちご狩り特集

全国約500件のいちご狩りが楽しめるスポットを紹介。「予約なしOK」「今週末行ける」など検索機能も充実

花火特集

花火特集2025

全国約900件の花火大会を掲載。2025年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!

CHECK!全国の花火大会ランキング

CHECK!2025年全国で開催予定の花火大会

おでかけ特集

今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け

アウトドア特集

アウトドア特集

キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介

ページ上部へ戻る