「そんなところが危ないの⁈」見落としがちな山の危険ポイント紹介。山好きなら知っておきたい「鎖場」の攻略法も【作者に聞く】

東京ウォーカー(全国版)

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

11話P5-2

11話P5-3

11話P6-1

11話P6-2

――漫画内で登場した鎖場…初心者にはなかなか難しそうに見えました。攻略のコツがあれば詳しく教えてください。

・3点支持を守る・・・滑落予防、手足への負担を減らすため。※コラムにイラスト付きで詳しく記載しています。
・壁(鎖・岩)に張りつかない・・・安定性や視界が悪くならないように。
・手の力だけで登ろうとしない・・・腕の筋力が疲れてしまわないように。

が基本的なことだと思いますが、そう知っていても恐怖や焦りから実践に結びつけるのは難しいとあの時感じました(特に漫画内で登場したあの鎖場は特殊なので…)。

もし私の漫画を読んでくださって、これを機に石鎚山の鎖に挑戦してみようと考えている方は、過去の私のように「いっちゃえー!」と無謀な挑戦をせず、難易度の低い鎖場・岩場で上記のポイントに慣れてから挑戦することを推奨いたします。ぜひ私を反面教師にしてくださいませ!

コラム11-7

コラム11-8

――山登り初心者に知っておいてほしい、山の危険ポイントを教えてください。

登山道にある危険ポイントについて、コラムと被る内容もありますが、経験を重ねながら話していきます。

・岩場/ガレ場/ザレ場・・・転倒や滑落をしやすいです。私自身も、雨上がりのガレ場/岩場で滑って転んだことが多々あります。

・落石注意の場所・・・注意書きの看板が立ててある所もあります。崖のそばを通るときに、足元に石が転がっていれば落石が起こりやすい場所のサインです。立ち止まらず、素早く通り過ぎましょう。行き先の山にヘルメットが必要なのか事前に情報収集が必要です。

・木の根・・・特に疲労を感じている下山ではつまづきやすく、私も盛大に転んだことがあります(笑)。その話もこの先の漫画で描いてますので、気になる方は書籍もあわせて読んでみて頂けますと幸いです。

・広い岩場/藪/山頂が平らで広い・・・霧や暗い時間など条件によっては視界不良により道迷いをしやすいです。朝日が登る前、岩場を歩いているときにヒヤッとしたことがあります。GPS地図・コンパスで現在地を確認しながら進みましょう。

まだまだ危険箇所でのひんやり経験がありますが、長くなってしまうのでここまでにしておきます(笑)。

無趣味OLが山にハマっていく過程を描く「ゼロから山女子始めてみました」。隔週火曜日連載中。

また、登山初心者のバイブルとなること間違いなし、登山の魅力と知識が漫画で簡単にわかる「ゼロから山女子始めてみました」の書籍発売が決定!現在予約受付中です。

取材・文=濱田瑠奈

  1. 1
  2. 2

この記事の画像一覧(全347枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

夏休み特集2023

夏休み特集 2024

ウォーカー編集部がおすすめする、この夏の楽しみ方を紹介。夏休みイベント&おでかけスポット情報が盛りだくさん!

CHECK!夏祭り 2024の開催情報はこちら

ページ上部へ戻る