貯蓄ゼロからの資産形成。たった5年半で3000万円貯めた会社員の「節約思考術」
東京ウォーカー(全国版)
貯蓄や投資でお金を増やすにはなにが大切だろうか。もちろん、具体的な節約術や貯蓄術、投資の知識なども求められるだろう。しかし、それらと同じくらい「思考」も大切だと語るのは、会社員として働く傍ら、YouTubeチャンネル「倹者の流儀」で貯蓄術やお金のノウハウを発信しているくらまさん。しっかりお金を増やすための思考術を聞いた。

ものごとをどうとらえるか、その思考が人生を変える
お金を貯められるかそうでないかについては、やるべき節約を実践しているかといったことのほか「思考」もその結果を大きく左右します。私は大げさではなく、思考が人生を変えると思っているのです。
たとえば、私は車を所有していません。もちろんそれは節約のためでもあります。でも、人によっては「車がないと不便だな」「なんだか格好悪いな」と思う人もいるでしょう。
でも、私のとらえ方は異なります。車がないのでふだんからよく歩くことになります。すると、日常的に運動できて健康になれる、やせられる、あるいは支出が削られて生活が楽になるといった、車を所有しないことのポジティブな側面に目を向けているのです。
このようなポジティブなものごとのとらえ方は、働くことに対しても向けられています。みなさんは仕事が好きですか?おそらく、「仕事は面倒だししんどいけれど、生きるためにはやらないと仕方ない」と、ネガティブにとらえている人も多いのではないでしょうか?
私の場合はそうではありません。私は、豊かになるための一番の方法が働くことだととらえています。私は貯蓄をすることが好きです。その好きな貯蓄をするには、収入を得なければなりません。そして、働けば収入を得られて好きな貯蓄ができるのですから、自然と働くことも好きだし楽しいと感じているのです。
こんな思考で働いていれば、仕事で成果を挙げやすくもなると思います。嫌な仕事を仕方なくやっている人と、好きな仕事をやっている人であれば、後者のほうが成果を挙げやすいはずです。そうして成果を挙げられれば、会社で評価されて収入だって上がるでしょう。

日々の節約を積み重ねるか、無駄遣いを積み重ねるか
では、節約や貯蓄については、どのような思考を持っておくのが有効でしょうか?そのひとつは、「細く長く継続する」ということです。
昔から「継続は力なり」という言葉がありますが、もちろんこれは貯蓄にもあてはまります。日々の継続が大きな富を生むのは間違いありません。毎日のようにコンビニで無駄遣いをしている人とそうでない人では、たとえ1日あたりの支出には大きな差はなかったとしても、長いあいだに貯蓄の差は確実に広がっていきます。
今の私の貯蓄額は約3000万円です。そういうと、これまできちんと貯蓄ができていないような人は、その3000万円をまるでどこかから降ってきたもののようにとらえることもあるのですが、決してそうではないのです。
5年半ほど前、貯蓄に目覚めるまでの私の貯蓄額はゼロ。奨学金の返済もありましたから、むしろ数百万円のマイナスでした。そこから3000万円の貯蓄ができたのは、日々の節約の積み重ねによるものです。そして、貯蓄ができていない人は、節約を積み重ねるのではなく無駄遣いを積み重ねてしまっているということに過ぎないのです。
もうひとつ持っておいてほしい思考は、「失敗から学ぶ」ということです。はっきりいうと、私は性格が悪いほうだと思っています……(笑)。でも、そのことがいい面に働くこともあるのです。それは、ときには自分のことを棚に上げてでも、他人の駄目な部分に目が向かうということです。
すると、何人もの反面教師を見つけられることになります。知人や家族、場合によっては映画やアニメなどのフィクション作品の登場人物を見て、「こういうお金の使い方をしたらいけない」というように、多くのことを学んできました。
もちろん自分自身の失敗から学ぶことも大切です。反面教師から学んだことを実践してみるなかで、失敗してしまうことだってあります。反面教師から学ぶことも重要ですが、自分自身の失敗は一番の学びの機会となるでしょう。
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