貯蓄ゼロからの資産形成。たった5年半で3000万円貯めた会社員の「節約思考術」
東京ウォーカー(全国版)

なによりも、調子に乗らず謙虚に生きる
そして、なにより「謙虚に生きる」ことを考えてほしいと思います。これまで貯蓄ができていなかった人が一念発起してきちんと貯蓄ができるようになり、お金が貯まってくると、「自分はちゃんとできている!」と、悪い意味で調子に乗る時期が必ず訪れます。
すると、「もう結構貯まってきたし、今月はちょっとくらいぜいたくをしてもいいか」というように、無駄遣いをしてしまうことも出てくるでしょう。あるいは、投資をしているケースでいえば、利確をしていない含み益が出た段階で、「自分は投資でお金を増やせる」と考え、「将来得られるであろう利益」を考慮に入れて車や家を買うといった大きな支出をしてしまう人もいます。それはまさしく、調子に乗った行動です。
でも、含み益はあくまでも含み益に過ぎません。「将来得られるであろう利益」も必ず得られるとは限りません。そこで、調子に乗らず謙虚に生きることが大切だと私は考えます。
みなさんは会社で仕事をして給料をもらっていますよね。でも、それはあたりまえのことなのでしょうか?いつまでも続くものなのでしょうか?私自身、コロナ禍のときには本業の年収が100万円ほども落ちました。
でも、年収が一気に落ちたにもかかわらず、それほど焦りを感じませんでした。なぜなら私は、「こういうこともあるかもしれない」と、いつも謙虚に生きてきたからです。私の場合であれば、本業のほかにもYouTubeの仕事だっていつかはなくなるのでしょう。そのように危機感を持ち続けていれば、調子に乗って無駄遣いに走るようなこともなくなると思うのです。
構成=岩川悟(合同会社スリップストリーム)、取材・文=清家茂樹、撮影=樋口涼
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