【福岡うどん愛】14時以降はお替わり自由!製麺所隣接の「春月庵」で中世博多うどんを食す

九州ウォーカー

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明治23年創業の製麺所が運営


JR竹下駅から徒歩5分。地元民はもちろん、県内外から訪れる人で絶えず行列のできる店がある。その店の名は「春月庵 本店」(福岡市博多区)。福岡市内で最も古い歴史を持つ製麺所「平和フーズ」に隣接しており、昔ながらの手法をイメージして作られた“中世博多うどん”が味わえる店としても有名だ。

「ごぼ天うどん」(650円)。直径30cmの有田焼の器で提供される


【写真を見る】2003年に開店した「春風庵 本店」。開店5分前にもなると多くの人が訪れ、すぐに行列ができる名店だ


香り高い茶褐色が特徴の“中世博多うどん”


福岡は博多駅近くの承天寺に「饂飩蕎麦発祥之碑」が建つことなどから、うどん・そば発祥の地として伝えられている。そこで、発祥地の博多らしい麺を作ろうと、平和フーズ社長の土屋輝男さんが数々の文献を元に当時の製法を学び、現代人の口に合わせた“中世博多うどん”を開発。今では使わない小麦の胚芽とふすま(麦の薄皮)を加えた麺は茶褐色で、麦の香ばしさを感じられるのが特徴だ。

通常のうどん麺より茶褐色の“中世博多うどん”。その日の早朝に製麺した、できたて麺が食べられる。ゆで上がった麺は一度水でしめ、コシをもたせる


そしてこの麺は、全メニュー3玉まで同一価格で追加可能!さらに14:00以降は食べ放題に。こういった製麺所隣接というメリットを生かしたサービスも人気の理由のひとつといえよう。

モチモチのやわ麺と魚介のダシが決め手の究極の一杯


小麦粉の風味を感じながら味わう「ざるうどん」(600円)も好評だが、ダシで食べる温かいうどんもおすすめ。北海道産の羅臼昆布、サバ節、ウルメイワシ、カツオなど魚介類からとったダシは、ほんのり甘く、最後の一滴まで飲み干したくなるほど滋味深い味わいだ。一番人気のトッピングは「ごぼ天」(150円)。歯応えのある厚切りのゴボウと、もっちり弾力のある柔らかい麺との対照的な食感を楽しみながら堪能しよう。

トッピングの「ごぼ天」(150円)。厚みのある大きな「ゴボ天」は食べ応え十分


持ち帰り用冷凍麺「中世博多うどん」(1袋100円)。購入希望時はスタッフに声掛けを


自宅でもその味を楽しめるよう、店内では冷蔵用のゆで麺やスープの販売も行う。また、本店以外にアクセスの良い「春月庵 承天寺前店」(福岡市博多区)もあるので、そちらも合わせてチェックしよう。

【九州ウォーカー編集部/文=浅原麻希(シーアール)、撮影=本田純一】

浅原麻希(シーアール)

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