「よそはよそ、うちはうち」。“自分自身の収支バランス”がとれればお金は貯まる
東京ウォーカー(全国版)

収支を明確に把握しないことには、収支のバランスがとれるはずもない
肝心の収支のバランスをとるには、なによりも収支をしっかりと把握しないことにははじまりません。会社員の人なら、毎月の給与明細がありますから自分の収入についてはわかっているでしょう。でも、支出に関してはどうですか?
自分がなににいくら使っているのか把握できていないという人は、家計簿をつけてみましょう。今は銀行やクレジットカード、電子マネー、交通系ICカード、ショッピングサイトなどと自動連携してくれる便利な家計簿アプリがいくつもあります。
もちろん、財布に入れている現金の出し入れなどについては自分で記録していく必要がありますが、すべて手書きだった時代から比べると本当に楽に家計簿をつけられるようになりました。
ただ、それでも家計簿をつけるのが大変だと感じる人がいるのも事実です。そういった人であっても、せめて半年とか3カ月くらいごとに銀行通帳やクレジットカードの履歴を振り返ってみてください。それだけでも、「あれ、この毎月○円の支出ってなんだっけ?」というように、なんらかの発見が間違いなくあるはずです。
そうした発見のなかには、契約したことを忘れたまま払い続けているサブスクサービス料金などの他、根本的な家計改善につながるものもあります。いわゆる、固定費の見直しです。それらはあたりまえのように出ていくものですから、ふだんはほとんど意識していません。
ところが、いざ支出額を目の前にすると、「ちょっと家賃が高いかも」「スマホのキャリアはそろそろ安いところに変えたほうがいいかもしれない」と思うこともあるのです。
いずれにせよ、面倒くさがりを自覚しているような人も、せいぜい半年や3カ月ごとの振り返りなのですから、そこだけは能動的に関心を持って実践してみてください。ただぼーっと通帳や履歴を眺めても、なんの収穫も得られません。一つひとつの数字に対して、「この支出に自分は満足しているかな?」「これは無駄じゃないかな?」と考えることが、不要な支出を削減して収支バランスを正常にしていくことにつながっていくのです。
構成=岩川悟(合同会社スリップストリーム)、取材・文=清家茂樹、撮影=藤巻祐介
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