他人の目は気にするな。年商12億の女性経営者が語る「お金が手に入るマインド」
東京ウォーカー(全国版)
自らの経験をベースとした、仕事・恋愛・結婚・育児などに悩む女性向けの講座や執筆活動などにより、年商12億円を稼ぎ出すのが株式会社アドラブル代表の小田桐あさぎさん。しかし、本人いわくかつては長く貧乏暮らしを経験したという。そんな小田桐さんの人生を変えたのは、お金に対する「マインド」だった。

就職から10年、手取りはずっと20万円以下
現在、私は日本とドバイでふたつの会社を経営し、年商は12億円を超えました。愛する夫とふたりの子どもたちと一緒にドバイで暮らしています。
今でこそ私もいわゆるお金持ちの仲間入りをしていますが、かつての私の生活は今と真逆で、まさにどん底でした……。それこそ、高卒で就職してから10年くらいはずっと貧乏暮らしです。どんなに頑張っても手取りが20万円を超えたことはありませんでした。
しかも、そのころの私がつき合った彼氏のうち3人がなんとニート……。決してニート好きというわけではないのですが、わざわざそんな彼氏を選んだのですから、お金に苦労しないわけがありませんよね(苦笑)。
では、そんな私の人生がどうして大きく変わったのでしょうか。それは、お金に対するマインドやものごとに対するとらえ方が大きく変わったからです。そして、このお金に対するマインドやものごとに対するとらえ方こそが、お金持ちとそうでない人を分けている決定的な違いなのだと私は考えています。

「他人にどう見られるか」という考えが、お金の悩みを生む
たとえば、「他人の目」に対するとらえ方もそのひとつです。多くの人が「お金がないことで悩んでいる」といいます。でも、私の見方は異なります。そういった人のほとんどが本当の意味で悩んだり恐れていたりするのは、実は「お金がない」ことではなく、「他人にどう見られるか」ということなのだと思います。
食事会や飲み会に誘われて断ったら「『お金がない』と思われるのではないか」とか、住んでいる家のランクが下がったら「『あの人も落ちぶれたな』『仕事がうまくいっていないのだろう』と思われるのではないか」といったことを考える人はいないでしょうか?
あるいは、人に「『お金を貸してほしい』『支払いをちょっと待ってほしい』といったことはとてもいえない」とか、「『今度、新しい商品を発売するからぜひ買ってほしい』とまわりに堂々とプレゼンできない」など、「『お金に汚い』と思われたら嫌だ」といった考えを持つ人も同様です。
これまでの私の経験上、このように「他人にどう見られるか」ということを過度に気にする人たちは、ほとんど漏れなくお金について悩んでいます。一方、逆に「他人にどう思われてもいいや」と考えている人は、実際に持っているお金の多寡にかかわらず、本当の意味でお金に困っていないのです。
私のまわりには、年収が1億円を超えるようなお金持ちの人たちがたくさんいます。ところが、そういった人たちのなかにも、資産の防衛にばかり注力している人も多いものです。つまり、彼ら彼女らは、1億円も稼ぎながらも自分の稼ぐ力やお金、あるいは他人を信じられていないのです。そうして、「お金を守ろう」と考えることとなり、常にお金について悩んでいるというわけです。

知らないあいだにかけられた「お金の呪い」を打ち破る
みなさんが少しでもお金を増やしたいと思うのなら、まずは、「他人にどう見られてもいい」というマインドを身につけることが欠かせません。
なぜなら、特に日本人の場合には、「お金は汚いものだ」「他人の前でお金の話をすることははしたない」「恥ずかしいことだ」といった意識がいまなお根強く残っているからです。この意識は、まさしく「他人にどう見られるか」と考える意識そのものです。でも、その「汚い」「はしたない」「恥ずかしい」お金に真正面から向き合うことができなければ、お金についてきちんと学ぼう、お金を増やす方法を考えようと思うことができません。
だからこそ、「他人にどう見られてもいい」というマインドを身につけることによって、自分にかけられた、お金について話したり考えたりすることは「汚い」「はしたない」「恥ずかしい」という「呪い」を打ち破らなければならないのです。
また、「呪い」という意味でいうと、特に女性には「稼ぐ女はモテない」という呪いもぜひ打ち破ってほしいもののひとつですね。私自身も子どものころに厳しく育てられたひとりですが、古い家庭教育によっていまだに「男を立てるのがいい女」「夫より稼いでしまったら、夫が自信をなくしてしまう」といった「良妻賢母であれ」という呪いをかけられている女性はたくさんいます。
あるいは、「男性にお金を払うのはダサい」「男性にはおごってもらって当然」といった呪いにかかっている人もいるでしょう。いわゆる、男性が連れて行ってくれる飲食店のランクで周囲と自分を比較するようなタイプの女性です。
良妻賢母タイプも、「男性にはおごってもらって当然」と考えるタイプも、「自らバリバリ稼いでやろう」というマインドを持つに至ることはありません。だから、自分の力でお金を増やせないのです。
女性だって、起業して経営者になってもいいと思うのです。むしろ、賃金の男女格差が大きい今の社会で女性が大きなお金を手にするには、自ら起業することしか手がないのかもしれません。

構成=岩川悟(合同会社スリップストリーム)、取材・文=清家茂樹、撮影=樋口涼
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