まずは生活防衛資金の確保から。ファイナンシャルプランナーが教える、ビギナー向け投資プラン
東京ウォーカー(全国版)

若ければ、新NISAの「つみたて投資枠」1本でいい
では、いざ投資をはじめるとなったら、どのような投資をするのがいいでしょうか?特に若い人の場合であれば、2024年からはじまった新NISAの「つみたて投資枠」1本でいいのではないかと私は考えています。
若いからこそ、いわゆる複利的な効果を味方につけやすく、長期の積立分散投資に適した投資信託が商品としてそろっているつみたて投資枠を徹底的に活用すべきだと思います。
では、具体的にどのような金融商品を購入すべきでしょう。それには大きくふたつのパターンがあると考えています。ひとつは、バランス型の投資信託です。これは、国内外の株式の他、債券やリート(不動産)にも分散投資できる投資信託のことです。国内外という地域の他、資産の種類としても広く分散投資することになりますから、大きく利益を挙げることは難しくとも手堅い商品といえます。
ふたつ目のパターンが、全世界型株式の投資信託です。ローリスクの債券などを除外して、バランス型投資信託よりももうちょっと利益を求めたい、だけど地域については分散しておきたいという場合にはこのパターンがいいでしょう。
これらはそれほどリスクが高くない金融商品ですが、はじめて投資をする人など初心者にとっては、投資にお金をまわすこと自体にまだ恐怖心を抱く人もいるはずです。いくらリスクが高くないとはいえ、投資は絶対に儲かるといい切れるものではありませんから、そう思う人がいるのも当然です。
そうであるなら、少額からはじめることです。たとえば、毎月の貯蓄額の5〜10%を投資にまわしてみる。毎月5万円の貯蓄をしている人なら、2500〜5000円を投資に充てるということです。そして、自分がどれくらいドキドキするかを観察してみて、「大丈夫だ」となったら、徐々にその割合を上げていけばいいのです。もちろん、のめり込み過ぎて生活防衛資金を毀損(きそん)するようなことはないようにご注意ください。
構成=岩川悟(合同会社スリップストリーム)、取材・文=清家茂樹、撮影=藤巻祐介
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