大のスヌーピー好き!モノクロの「ピーナッツ」に色をつけたブックデザイナー祖父江慎さんに聞く「思い出のスヌーピーグッズ」

東京ウォーカー(全国版)

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2024年3月6日発売の 『ダ・ヴィンチ』4月号 では、「スヌーピーミュージアム」のレポートとともに、4人の著名人の“思い出のスヌーピーグッズ”を特集している。本記事では、それぞれが語ってくれた スヌーピー にまつわるエピソードをシリーズで紹介する。

第二回は、デザイナーの祖父江慎さん。デザイン事務所・コズフィッシュの代表で、スヌーピーミュージアムのアートディレクションも務める祖父江さん。一番のお気に入りキャラクターは、ちょっぴり意外な“あの子”だそうで……。

祖父江慎さん


「スヌーピーとの出会いは小学4年生のとき。『かっこいいじゃん!』と感じたのを覚えています」祖父江慎さん(デザイナー)

昔から一番好きなキャラクターは、ピッグペンです。ピッグペンっていつも埃だらけで、みんなとあまり仲良くできてはいないんだけど、それでも平気な感じがいいんです。ポケットから埃まみれのチューインガムを出して、チャーリー・ブラウンにプレゼントする場面が好きですね。

大好きなピッグペンがデザインされた石鹸は、六本木のスヌーピーミュージアムで販売されていました。いつも埃まみれのピッグペンが綺麗な姿で描かれていて、これで洗えばすごく綺麗になる気がしますよね。

僕とスヌーピーとの出会いは小学4年生のとき。書店の回転ラックにペーパーバックの『ピーナッツ』がずらっと挿さっていたんです。英語が書かれたマンガを見るのも初めてで、その新鮮さに「かっこいいじゃん!」と感じたのを覚えています。

初めてスヌーピー関連の仕事をしたのは、『ピーナッツ』のカラー本の製作。『ピーナッツ』にはモノクロのデイリー版とカラーのサンデー版があるのですが、シュルツさんが指定した色がわからない状態で、モノクロの絵に色をつけて欲しいと依頼されたんです。

当時は時間がなく想像しながら色をつけたのですが、その後、実際の色がどうしても気になって、サンデー版の切り抜きを集め始め、山のようになっています。今でもシュルツさんの色づかいを探究したくて集め続けているのですが、気づけばすっかり『ピーナッツ』に夢中。実は僕が集めた切り抜きの一部は、スヌーピーミュージアムにも展示されているんですよ。

スヌーピーミュージアムに携わるようになったのは、六本木で開催された「スヌーピー展」が始まりです。僕が大のスヌーピー好きということで、広告関連を担当することに。そこからスヌーピーミュージアムの立ち上げ、移転、今回のリニューアルと、関わり続けています。

今回のリニューアルでは、『ピーナッツ』ファン以外の方も入りたくなるような、フレンドリーさを意識しました。入口の巨大なスヌーピーから始まり、みんながもっと楽しめる空間になるような仕掛けがたくさんあります。ぜひ皆さん、遊びに来てくださいね。

思い出のスヌーピーグッズ

ピカピカのピッグペンが刻印された石鹸(右)と、そのパッケージ

いつも埃まみれのピッグペンが、綺麗な姿で描かれた石鹸。スヌーピーミュージアムが東京・六本木にあったときに販売されていた。「もったいなくて使えない」と今でも開封しない状態で、大切に保管されている。

パッケージをひっくり返すと、入浴中のピッグペンの姿が


次回は、お笑い芸人のなだぎ武さんのエピソードを紹介する。



※本記事は、発売中の「ダ・ヴィンチ」2024年4月号をもとに再編集したものです。

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