元HKT48森保まどかが舞台「新生!熱血ブラバン少女。」に出演!高校生役でホルンの演奏に挑戦!

東京ウォーカー(全国版)

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「ピアノを弾くよっていうことだけをお伝えさせていいただきます」

「実はひとりの役にここまで向き合うということが、恥ずかしながら初めてだったのです」


――挫折も乗り越えて、今はかなりホルンを吹けるようになっているんですね。

1オクターブのスケールは出せるようになりました。とんでもない高難易度の曲でなければ、なんとか演奏できます。ホルンってマウスピースが小さいのにベルが大きいのです。どうしてこんなに小さい穴から音を出せると思ったのだろうと不思議に感じながら頑張っています。

――練習するうちにコツがつかめてきたわけですね。

そうですね。ピアノをやっていて本当によかったなと思いました。譜面が読めなかったり、リズム感というところで苦戦してる子がたくさんいましたので、音楽稽古のときにその子たちを教えるというわけではないですけど、サポートしたり引っ張っていくこともありましたので、自分の負担もあるのですが、少しは役に立てているのかなという自信にもつながっています。音楽を人に教えるということ、感覚を言葉で伝えることはとても難しかったのですが、頼りにしてくれたことがとてもうれしかったですし、あらためてピアノをやっていてよかったなと思います。

逆に演技の面など舞台周りで、私がわからないことは、舞台経験が豊富な子に教えてもらいながらの関係性で、お互いに得意分野で助け合いながら稽古してます。

――森保さんがホルンを吹く様子が本当に楽しみです。

そうですね。頑張って吹きます。また舞台の演出的にホルンを持って走ったり、運ぶシーンもあるのですが、大きくて重いので持ち運びも大変でした。

――ホルンの練習は大変そうでしたけど、博多華丸さんや浅野ゆう子さんたちと一緒に稽古することでモチベーションも上がって、楽しい雰囲気の中で演じられてるということですね。

ベテランの方々ばかりなのに、皆さんがとにかく優しいですし、生徒役のみんなを持ち上げていきたいという想いが伝わってきますので、私たちも頑張らないとって思っています。

――今のお話を聞いていると、森保さんは着実に女優としての道を歩み始めていますね。

実はひとりの役にここまで向き合うということが、恥ずかしながら初めてだったのです。演じる方の育ってきた背景なども考えながら役づくりするということが、こんなに頭を使うことなのかと気づかされましたが、悩みながらも楽しんでいます。

――前回の「くちびるに歌を」の先生役もかなり素晴らしいと思いましたが、今回の生徒役はさらに気持ちが入って演じる姿が見られそうですね。

今回は自分と役柄の境遇が似ているところがたくさんあるのですが、実際の年齢と離れている高校生役だから、もっともっと演じる杏ちゃんのことを知りたいと思わないと役柄に近づけないと思っています。

――森保さんがHKT48で活動しているときも高校生だったので、そのときの気持ちをちょっと思い出したりもするんじゃないですか。

HKT48のときの気持ちを思い起こしています。あー尖っていたなって(笑)。杏ちゃんも尖っている役なので、感情が理解できる部分もあります。

――そこは似てるなと思って演じられているんですね。逆に違うところはありますか。

年齢はもちろん違いますし、弁護士の娘役なのですが、着ている私服が全然違いますね。リボンが付いたピンクでぶりぶりの衣装なので、どんな雰囲気なのかは、ぜひ舞台本番まで楽しみにしていてください!

「ぜひぜひ熱血している方も、熱血を忘れかけてるなという方にも観に来てほしいです。みなさん楽しみにしてください!」

――話は変わりますが、台詞はいつもどうやって覚えていますか?

アイドルのときの歌詞を覚えるみたいな感じの感覚と近いかも知れないです。次はこういう単語だったなみたいな感じで、わりと数式的な感じで覚えてるかもしれないです。相手との会話なので、「ああ確かに」というAさんの台詞のあとに自分がこれを説明するんだよなって覚えています。

台詞の中で核となるキーワードを覚えて、ちょっと違うニュアンスでやってみたりもしたので、単語の順番が違ったりしたこともありますが、また覚え直してみたいな形で何回も繰り返しながら練習しました。また相手役の台詞も含めて声に出してボイスメモに録音して覚えることもしました。

――森保さんの演技の見どころを教えてください。

まず、私の登場シーンがインパクトあるので注目してほしいです。これが森保まどかが演じる杏ちゃんだとすぐにわかってもらえると思います。杏ちゃんの性格というか立ち振る舞いみたいなものが伝わるはずです。

5人の生徒役は喜怒哀楽がしっかりしている感受性豊かな役柄なのですが、怒ったり泣いたりという部分の負の感情を私が担っているのかなっていうことを最近の稽古で演者さんたちと話し合いました。みんなが明るくて楽しくてまっすぐというところを担っているとしたら、私はそうじゃないところも少し描かれている部分があるので、そういう繊細な表現にも注目してほしいです。

どちらかというと笑顔でニコニコ明るくて猪突猛進という方が自分的にはやりやすいのですが、ただそうではない部分も出てくるからこそ、いろいろな感情の波がその舞台を観ていただく方にも生まれると思いますので、その辺も楽しみにしてください。

――最後にファンの方に向けてメッセージをお願いします。

こんなに長い期間、制服を着る役はもう多分最初で最後なんじゃないかなと思うぐらい、生徒役を頑張って演じます。私が学生役の中で2番目に年長組なのですが、その分稽古でも頑張ってみんなを引っ張ってきたという自負もありますので、頑張ったんだな、熱血しているなって思いながら、温かい目で見てくださったらすごくうれしいです。華丸さん演じるコーチや浅野さん演じる校長先生たちと同じ目線で、大人の皆さんは楽しんでもらえると思います。

逆に学生の皆さんなどの若い年齢層の方は、今自分たちが抱えている青春ならではの悩みやコンプレックスに対する葛藤だったりも舞台上で繰り広げられているので、私たち学生役に感情移入して楽しんでもらえたらうれしいです。

とにかく、本当に人間模様の表現ががすごいです。一人ひとりの役の個性が深く描かれていて、波乱万丈あり、笑いや涙だけでなく、さまざまな感情の起伏を楽しめる舞台になっていると思いますので、ぜひぜひ熱血している方も、熱血を忘れかけてるなという方にも観に来てほしいです。みなさん楽しみにしてください!

博多座25 周年記念作品の舞台「新生!熱血ブラバン少女。」2024年4月6日(土)から21日(日)まで上演される

撮影・取材・文=野木原晃一

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