<福岡観光ガイド>魅力とパワーにあふれる由緒正しい神社「宮地嶽神社」
九州ウォーカー
約1700年前に創建された、福岡県福津市に鎮座する宮地嶽神社。息長足比売命(おきながたらしひめのみこと)別名「神功皇后(じんぐうこうごう)」を祭り、勝村大神・勝頼大神を配祀する由緒正しい神社。太古の昔も今も、“大願を叶えることができる地”とされ、開運商売繁昌の神社としても広く知られている。

直径2.6メートル、長さ11メートル、重さ3トンという迫力の大しめ縄をはじめ、大太鼓と大鈴、3つの日本一を一度に見物することもできる。古墳や国宝も多数出土しており、ひと言では語り尽くせない魅力があり、福岡のパワースポットとしても外せない神社だ。


神社正面の石段から門前町を通り宮地浜まで至る西向きの参道は約800メートルの直線道路となっている。年に2度(2月下旬頃と10月下旬頃)だけ、この参道に夕陽が一直線に沈んでゆく「光の道」と呼ばれる絶景に出合うことができ、その光景を一目拝もうと、県外からの観光客も多い。まっすぐに突き抜ける幻想的な光が、未来への道を切り開いてくれそう。

本殿の奥には「奥之宮八社」が祀られており、1番社「七福神社」、2番社「稲荷神社」、3番社「不動神社」、4番社「万地蔵尊」、5番社「恋の宮」、6番社「三寳大荒神」、7番社「水神社」、8番社「薬師神社」の八社をひとつひとつをまわれば大願成就できると言われ、多くの参拝者が訪れている。




なかでも「不動神社」は、200年以上前に発見された日本最大級の横穴式石室を持つ巨石古墳の中に祀られており、国の指定史跡にも指定されている貴重な場所。夏はひんやり、冬は温かいという未だ解明されていない神秘の空間を、ぜひ体感してみて。


一年中、古くからの伝統を継承した多彩な祭りが開催されているので、毎月訪れるという参拝客も多い。満開の桜や咲き誇る艶やかな菖蒲が美しい四季を感じる祭りをはじめ、奥之宮八社のひとつ、食物の実りを守る「稲荷神社」で行われる初午大祭(招福だんご祭)では、商売繁昌、家内安全、五穀豊穣の3つの福を意味する3色だんごが5000食無料で振る舞われる。四季それぞれのまつりを満喫しながら、ご利益にあずかろう。

[宮地嶽神社]福岡県福津市宮司元町7-1 / 0940-52-0016 / 祈祷8:30~17:00(左記以外の時間は問合せ)、授与所7:00~19:00、御本殿開扉時間(開扉)日の出~(閉扉)日の入
【九州ウォーカー編集部/取材・文=八木あお、撮影=菅祐介】
八木あお
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