三ツ星レストラン仕込みのフレンチなラーメン「蝉吟」
北海道ウォーカー
札幌市・白石区にある商店街の通り沿いに位置する「蝉吟」(せんぎん)。元フレンチのオーナーシェフが手掛けるオマールエビを使った洋風つけ麺が味わえるとのことで、フレンチの技法を生かした一杯を求め、取材に行ってきました。

まず最初に、いただいたのは、「エビつけ麺(オマール海老の冷たいソース)」(780円)。きりっと冷水で〆られた色白の麺、彩りのあるトレビスとネギの上にのる鶏チャーシュー……美しい盛り付けの一杯の登場に、テンションが上がります(*^^*)
主役はなんといってもソース! オマールエビの美味しさを存分に引き出した濃厚なソースは、もはや“エビのビスク”または、“アメリケーヌソース”といっても過言ではないほどのクオリティです。もっちりとした細ストレートの自家製麺に絡みつき、ついつい食べ過ぎてソースが足りなくなってしまうほど。ですが足りなくなっても安心です! 店主さんにお願いするとソースを追加してくださいますよ (*^^*)

オマールエビの殻を、旨味を閉じ込めるようにじっくりと煮詰め、野菜のエッセンスを加えた特製ソース。クリームが入っていないにも関わらずとってもクリーミーなのです。もしソースが余っても甲殻類と相性抜群のバニラパン(100円)を浸して食べてもおいしいとのことです(*^^*)

次にいただいたのは、「玉葱とオリーブオイルで乳化させた味噌」(780円)。鶏出汁のコンソメスープをベースにしたクリーミーかつコクのあるフレンチを感じる上品な一杯。オリーブオイルで乳化させることで、濃厚になりながらも胃がもたれない味噌が誕生。ほんのりとタマネギの甘みも感じられます。

店主の田高貴宏さんは、南フランスの三ツ星レストランで腕を磨き、札幌の「ル・クロドキエ」のオーナーシェフを務めていた熟練のフレンチ料理人なんです。「カテゴリーにとらわれず、予約をしなくても気軽に入れるお店をやりたい」という思いから同店をオープン。店名の“蝉吟”の由来は、田高さんが修業していた南フランスの幸福のシンボルが「蝉」からきているそうです。「オマールエビのおいしさを麺で味わうとおいしいということを広く伝えていけたら」と話してくださいました。

麺メニューはテイストの違う3種類のみ。ですが、フレンチの要素が入ったオシャレなサイドメニュー(380円~)があるほか、ワインやビールなどのアルコールも用意しているので、おつまみを食べながら軽く一杯お酒をたしなみ、〆で麺を食べる方も多いのだそう。
麺料理の概念をくつがえす一杯! ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。
蝉吟 ■住所:札幌市白石区本郷通9北4-26 ■電話:011・558・9114■時間:11:30~14:30(LO)、17:30~21:00(LO)■休み:火曜 ■席数:6席(禁煙)
【北海道ウォーカー編集部】
高橋まりか
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