【福岡のうまかもん】進化を続ける明太子の老舗「味の明太子ふくや 中洲本店」
九州ウォーカー
昭和23年創業、日本で初めて明太子をつくり、売り出した「味の明太子ふくや」。創業者の川原俊夫・千鶴子夫妻の創意工夫のもと生み出された明太子は、今や、博多の名物だ。こだわり抜いた素材を使い、進化を続けながらも“いつものおいしさ”を守り続けている。

独自の調味液に漬け込んだ「味の明太子レギュラー」(120g/1080円~)は、同店のロングセラー。しっかりとした粒感と、旨味のある辛さが、白いごはんをご馳走にしてくれる。

最近、特に注目を集めているのが缶シリーズ。「缶めんたいこ 油漬け」(756円)は、“保存を気にせずに長く明太子を楽しみたい”という声から生まれた。
上質でクセのない綿実油を加えることで、缶でも明太子の旨味を閉じ込めることに成功。しっとりとした口あたりに、ぷちぷちとした食感、香ばしさが食欲をそそる。そのままごはんにのせても、料理のアレンジに加えても使いやすい一品だ。

また、ユニークなパッケージの「めんツナかんかん食べ比べ3缶セット」(1000円)や、海外からの観光客に人気の「tubu tube(ツブチューブ)」(ツブチューブミックス各540円、ツブチューブ各864円)などもおすすめ。

さらに店内には、明太子だけでなく、「あえもの三昧明太子」(756円)や「明太子のり」(648円)、「からしたかな」(560円)や「長浜ラーメン」(1080円)まで、さまざまな商品が並び、見ているだけでも楽しい。みやげの種類が豊富とあって、日本人観光客に加え、海外の観光客も多い。


本店は、中洲川端駅から徒歩5分。創業者の川原俊夫・千鶴子夫妻のサクセスストーリーは、苦労を交えながらも、楽しく前向きな姿がドラマや舞台になるなど、福岡の地で親しまれている。現在は、5代目の社長が通販事業に特に力を入れていて、贈答品はもちろん、日常的に食べられる商品が注目されている。
積み重ねてきた実績に満足せず、さらなる進化を続ける「味の明太子ふくや」。どんな商品を生み出していくのか、今後も楽しみだ。
[ 味の明太子ふくや 中洲本店 ]福岡県福岡市博多区中洲2-6-10 / 092-261-2981 / 8:30~24:00、日曜・祝日9:00~19:00 / 無休
【九州ウォーカー編集部/取材・文=安藤エリカ(パンフィールド)、撮影=菅 祐介】
安藤エリカ
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