震災で亡くなった天国の祖母から「仕事を続けて」というメッセージ!?不思議な体験に感動&涙する孫【著者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
幼少期から絵を描くことが大好きで、漫画家として活動中のアヤさん。現在は看護師・看護学生向けの総合WEBメディア「ナース専科」にて看護師のエピソードを基にした漫画を連載している。今回は、過去にウォーカープラスでお届けした「エンゼルケアができなくなった私に…」を紹介するとともに、著者に本作を描く際に工夫した点についても伺った。
今から12年前、東日本大震災の津波で理容室を営む祖母がこの世を去った。あの日、看護師である私は祖母の訃報を知っても、被災した状態のまま働き続けていたのだ。そして、亡き祖母への悲しみや後悔の思いからエンゼルケアができなくなってしまい、自分を思い詰めるような毎日が続く。
けれど、震災後で人手が足りず、私は同僚に説得されてエンゼルケアをすることに。亡くなられた患者さんのエンゼルケアをしていると、ご家族のおばあさんが「津波で流されてしまった○○地区に親族がいて、小さな床屋さんによう通っとったんよ」と話し始める。
なんと、そのご家族の方と私の祖母には面識があったことを知り、それを知ったおばあさんも涙を流しながら喜んでくれた。偶然にも祖母を知っていた人と出会い、天国にいる祖母から「看護師を続けなさい」という私へのメッセージなのかと感じた出来事であった。
――本作を描く上で、どのような点を工夫されましたか?
「自分に近い身内が突然災害により命を落としてしまったとしたら…」と我が身に置き換えて、看護師さんの胸の内に寄り添いながら描けるように心がけました。
日本では地震などの災害が多く、いざという時に備えて各自で災害対策は必要だろう。「ナース専科」の掲載漫画は実際に看護師から募集したエピソードばかりなので、気になる人はぜひ一度読んでみて!
取材協力:アヤ(@aokitajimaru)
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