焼き立てチーズケーキの元祖!「りくろーおじさん」ロングヒットの秘密

関西ウォーカー

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焼きたての味をいつでも気軽に!魅惑のふわふわ食感で魅了する大阪名物の定番スイーツ、リクロー「焼きたてチーズケーキ」。人気の秘密と知られざる製造工程をご紹介!<※情報は関西ウォーカー(2017年4月4日発売号)より>

「焼きたてチーズケーキ 」(1ホール・直径18cm・685円)/リクロー


「焼きたてチーズケーキ」(1ホール・直径18cm・685円)。ほおばったとたんに、すっとほどける口溶けのいい生地は、あっさりした風味にレーズンの甘味がアクセント。焼きたてはもちろん、常温で、冷やしてと温度による味の変化も楽しめる。

“りくろーおじさん”が目印


「焼き上がりました~!」の声と共に、店頭に並ぶ焼きたてのチーズケーキ。目の前で押される焼印のキャラクターが、“りくろーおじさん”こと創業者の西村陸郎氏だ。

【写真を見る】なんば本店/リクロー


もとは和菓子職人だったが、「作りたてのお菓子を出したい」との思いから考案したチーズケーキは、チーズが苦手だった陸郎氏の味覚を変えたデンマーク製クリームチーズに卵、牛乳など安心安全な素材を吟味。焼きたては生地が揺れるほどふわふわで、食べればすっと溶けるなめらかな食感は、老若男女が食べられる柔らかさの追求から生まれたもの。

知られざる製造工程を紹介!


「ケーキは冷たいもの」と思われていた時代に、温かい焼きたてでの提供や仕上げの焼印といった発想は、和菓子出身の陸郎氏ならでは。手ごろな価格もあいまって行列も珍しくない人気ぶりになった。それでも発売から33年、味のバラエティは増やさず、品質を保つために関西のみで展開する。「100年先も続く新たな大阪の名物に」と、揺るぎない“定番の味”を磨き続けている。

こだわりの原料を合わせて生地を作る/リクロー


<1>こだわりの原料を合わせて生地を作る。デンマーク製クリームチーズ、卵、牛乳など原料を計量、ミキサーで撹拌し生地を作る。型に型紙を敷き、鍋ぶたを使いレーズンを並べる。

生地をムラなく仕上げて型へ流し込む/リクロー


<2>生地をムラなく仕上げて型へ流し込む。混ぜ終わった生地は撹拌のムラをなくすため再度、手でホイップし均一に仕上げ型に流す。高い位置から流すのもパフォーマンスの一つ。

オーブンから焼きたてをすぐ店頭に/リクロー


<3>オーブンから焼きたてをすぐ店頭に。湯を入れたバットに型を並べ、オーブンに入れて約45分。焼き上がったら型から外し店頭へ。ピーク時は、5分で12個ずつ焼くペース!

焼印を押して焼きたてをお届け/リクロー


<4>焼印を押して焼きたてをお届け。店頭で、焼き上がりを知らせる鐘を鳴らしながら、お客の目の前で焼印を押していく。焼きたてを袋に入れ、箱詰めして提供する。

「焼きたてチーズケーキ」ヒットの裏側


焼印がビニールにくっついてめくれないよう、お客の声を受けて箱の高さを「1cm」に改良。焼印は「全5種」。通常のほか、バレンタインなど年4回の期間限定デザインが登場。

自家製レーズンは、生地の縁に均一に入るよう型に鍋ぶたを使用/リクロー


ふっくらと炊き上げた自家製レーズンは、生地の縁に均一に入るよう型に鍋ぶたを置いて並べる工夫が!

箱の底には切り取り式のアンケートハガキが/リクロー


箱の底には切り取り式のアンケートハガキが。お客の声には必ず返信し、商品の改善につなげる。

「創業以来、変わらぬ製法を守るチーズケーキは定番の1種のみ。子供からお年寄り、海外の方まで誰もが食べ飽きない味のスタンダードを目指しています」と、企画部の中村真士さん。

■リクロー株式会社<住所:大阪市西成区千本北2-28-10 電話:0120-57-2132 創業:1956年 社長:西村陸郎 事業内容:洋菓子の製造・販売 従業員数:215名(2017年現在)>【関西ウォーカー編集部】

編集部

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