旭山動物園「シマフクロウ舎」には、実はあの動物も暮らしていた!

2017年9月21日 11:00更新

北海道ウォーカー

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羽を広げると180cmを超えることもあるという日本最大のフクロウ、シマフクロウ。旭山動物園では、オスの「ロロ」とメスの「モコ」を飼育しています。まだヒナの誕生までには至っていませんが、とても仲の良いペアなので、今後に期待です!

2羽が暮らすのは、「エゾシカの森」から少し上がった先にある、シマフクロウ舎。施設内に立てられた擬木の上部には穴が開いていて、ここで卵を産み、抱卵できるようになっています。

卵をあたためるのはメスのみで、2017年3月、「モコ」が産卵したときには(無精卵でしたが)、1日のうち休憩したのは5~10分ほど、それ以外はずっとあたため続けていたそうですよ。

このほか、施設はシマフクロウが暮らす北海道の森林をイメージし、笹や倒木、小川や池も配置されています。そして、同じく北海道の森で生きる、あの動物も同居しているんです!

その動物は、エゾユキウサギ。「そんなの見たことない」と言われそうですが、ちゃんといるんです。体毛が保護色になっているので、見つけづらいんですが……。というのも、外敵から見つからないよう夏は茶色、冬は白色に生え替わるんですね。しかも、夜行性なので昼間は草むらの陰でじっとしていることが多いそう。シマフクロウ舎にはこのエゾユキウサギを観察するための小窓も設置されているので、ぜひ探してみてください! 目を凝らして覗いていれば、見つかるかもしれません!

さて、このエゾユキウサギ。シマフクロウに襲われたりしないの? なんて思った方もいるでしょう。シマフクロウが捕食するのは主に魚なので、ウサギを襲うことはないんです。また、フクロウの仲間の多くは羽音を立てずに獲物に近付きますが、シマフクロウは羽音を立てて飛びます。羽音を立てても水の中の魚には聞こえないから、という理由なんですね。運が良ければ施設内の池に入れられたエサ(ニジマスなど)を捕食するシーンが見られるかも……なんですが、シマフクロウは夜行性なので、なかなか難しいかも知れませんねぇ。

ちなみに、エゾユキウサギを覗ける小窓も、池も、シマフクロウ舎奥にある観察ホールから見ることができます。観察ホールには、シマフクロウがどういう鳥なのかという説明や、現在置かれている状況、生息数などが書かれた手作りパネルがずらりと並んでいます。また、天井にはシマフクロウが羽ばたいたときの大きさが分かる写真も貼りつけてありますよ!

繁殖が期待される注目のシマフクロウペア。昼間は寝ていることが多いですが、エゾユキウサギ探しも面白いですし、手書きパネルも充実していますから、ぜひ立ち寄ってみてくださいね!

※写真提供:旭川市旭山動物園(一部)

【北海道ウォーカー/出村聖子】

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